今回は、オールステンレスの人気国産キッチンバサミ『キッチンスパッター』を一般的に骨の硬いと言われる魚、イサキに使用してみます。
イサキと言えば、別名「鍛冶屋殺し」。イサキのヒレと骨は非常に硬い事で知られています。その昔、和歌山の鍛冶屋さん、その骨が喉に刺さったことで死んでしまった、という逸話が残っているんです。それほど硬いから注意せよという事でしょう。
そんな硬いヒレと骨を持つイサキに使用しますが、『キッチンスパッター』は耐えることができるのでしょうか?
今回は、
鍛冶屋殺し vs キッチンスパッター
でお送りします。
『キッチンスパッター』とは?
今回使用したキッチンバサミはコチラです。
分解洗浄できるオールステンレスの国産キッチンバサミです。新潟県三条市の鳥部製作所の製品です。鳥部製作所のサービスに、研ぎ直しと修理があるのも大きな特徴です。以下、公式ページより引用します。
・修理内容
①刃部研ぎ直し ②合刃調整 ③かしめ調整 ④表面研磨 ⑤その他調整・修理料金
往復の送料と修理代金として1丁あたり700円をいただきます。
700円分の切手でお支払いください。
修理は1回の依頼で最大3丁まで承ります。
刃を大きく110度開くと、2つの刃が外れる構造になっています。汚れが溜まりやすい刃と刃の間も、分解できるから綺麗に洗えて衛生的です。
正規品には、鳥部製作所の刻印が施されています。スタイリッシュですね。
調理のいろんな場面で使える衛生的なキッチンバサミです。野菜などに使うときは、まな板いらずで大変便利。
魚の三枚下ろし 検証結果
今回、イサキ(全長33cm、重さ550gクラス)のヒレと中骨を『キッチンスパッター』でカットしましたが、刃こぼれ等の損傷はありませんでした。以下の写真の通り。
切れ味が悪化する等の異常もありませんでした。
魚の三枚下ろしに『キッチンスパッター』を使ってみる
イサキを三枚下ろしにします。先ずは、ヒレを切っていきましょう。胸ビレ、チョッキン✂
腹ビレ、チョッキン✂
背ビレ、チョッキンチョッキン✂
一番硬いのが、尻ビレです。イサキには、太くて硬いトゲがあるんですよ。ハサミの根元を使って、これもチョッキン✂
尾ビレを除いて、ヒレを全てカットしました。硬いトゲは切るのに力が必要ですが、問題なくカット出来ました。この後ウロコを落とすのですが、先にヒレを切っておけば、鋭いトゲが手に刺さる心配が無くて良いですね。また、ヒレが無い方がウロコ取りの作業もしやすくなります。
▼キッチンスパッターを見る▼
ウロコはウロコ取りで。
エラも『キッチンスパッター』で処理できます。エラ膜にハサミを通しながら、エラの付け根を切っていきます。
お腹もヘソからハサミを入れますね。赤ずきんちゃんのオオカミを思い出します。
頭を落とします。ここは出刃が作業しやすいので、包丁で。
三枚に下ろします。腹と背に包丁を入れ身を開きます。その後、尻尾側から背骨の上に包丁を走らせますが、この写真の位置で硬い腹骨に引っ掛かります。出刃で一気に腹骨を断っても良いのですが、、、
『キッチンスパッター』を使えば、慣れて無い人でも簡単キレイに腹骨を切ることが出来ます。
この様に『キッチンスパッター』を使いながら、イサキを三枚に下ろしました。
最初にお伝えした通り、今回イサキの硬いヒレと骨を処理しても、刃こぼれはありませんでした。
野菜だけじゃなく、魚の下処理にハサミが使えるのは嬉しいね。これが出来るのは、頑丈さと分解して洗える機能を併せ持ってるからだね。
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まとめ
今回は、オールステンレスの人気国産キッチンバサミ『キッチンスパッター』をイサキの下処理(三枚下ろし)に使用しました。比較的ヒレや骨の硬いイサキを問題なく取り扱うことが出来ました。
▼キッチンスパッターを見る▼
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