小学生の息子たちよ。いつも君たちが美味しい!って食べてくれる俺が作った牛丼。君たちがうまい!と言ってくれる時、いくらかクールに決めてるけど、本当は背筋がゾクっとするほど嬉しいんだ。君たちも大人になったら分かるさ。誰かに手料理を振る舞った時、口に合うか心配なんだけど、それを美味しい!って食べてくれる人がいたら、それはこの上ない喜びなんだ。
自分の子供に対しても同じだよ。それは離乳食までさかのぼる。俺はよく野菜を柔らかくした煮物を作ったんだけど、それを君たちが吐き出さずに食べてくれた時は、本当に嬉しかったんだ。手足をバタバタさせて、美味しい!って教えてくれたこともあったんだよ。覚えてねぇだろうなぁ。
そんな君たちも、いつか家を離れていくだろう。自炊なんてするかもしれないな。いつもコンビニ弁当だと辛いよな。今日は万一の為に書いとくよ。
万一、君たちが「親父の牛丼」を食べたくなった時に、これがあると便利だろ。俺のレシピを残しとく。今は家族4人でいるから、4人分の分量で書いておく。適当に調整してくれ、算数は習ったよな。じゃメモしとくよ。
「親父の牛丼」材料(4人分)
- 牛肉 400~500g
- 玉ねぎ 大なら1個
- ☆お水 500ml
- ☆醤油 大さじ4
- ☆お酒 大さじ3
- ☆味醂 大さじ2
- ☆砂糖 大さじ3
- ☆顆粒出汁 適量(スティックなら1本)
- ☆生姜 1片
「親父の牛丼」作り方
下準備
- 牛肉、玉ねぎは食べやすい大きさに切っておく
- 生姜は、厚めにスライスする(俺は食べない派だ)
煮汁☆の材料を全て鍋に入れて火に掛ける。生姜は後で取り出すから、大きめにスライスしておくと良い。
煮汁が温まってきたら、玉ねぎを投入する。
蓋をして10分程度ぐつぐつと煮る。玉ねぎはしんなりの方が美味しいから、長めに煮るのが好きだ。(事前に玉ねぎだけチンしとくでも良いぜ)
次に牛肉を解しながら加える。面倒だけど、塊では入れない方が良い。食感が悪くなる。ある程度バラしながら塊にならない様に入れていこう。
アクが出たらすくった方が良い。アクだけが取れる穴あきオタマってあるけど、あれは本当にアクがすくえてるか疑問だな。俺は、肉でも魚でもオタマですくう。
あとは蓋をしないで煮込むだけ。15分くらいかな。煮汁を煮詰めるイメージだ。終盤に生姜は取り出そう。
それから、ご飯の硬さだけど、丼モノの時はいつも硬めに炊いてるよ。その方がパラパラして美味しい。それから器によそったら、少し時間をおいてご飯を冷ますんだ。丼モノって、ご飯がアツアツだと熱がこもって食べにくいだろ。少し冷ましたご飯に、アツアツの具材を掛ける方が、俺は美味しいと思ってる。
最後にアツアツの牛煮込みをご飯に掛けたら、、、
いつも君たちが食べてる「親父の牛丼」の完成だ。
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まとめ
息子達よ!いつも安い牛肉食わせてスマンな。知らないかもしれないが、国産和牛はトロけるんだぜ。だけど一方で、料理は愛情込めると美味しい、というのは本当だ。「愛情を込める」とは、玉ねぎをクタクタにするとか、丼モノのご飯を冷ますとか、食べる相手の事を考えて、少しでも食べやすい状態にしてあげる気づかいだ。それを美味しいと感じるんだよ。きっと。
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コメント一覧 (2件)
感動の記事でした!息子さん達も喜ぶだろうな~♪
すっかり「すき家」の牛丼慣れした私ですが・・・
大昔は手作りしてたんですよ~。これを拝読したら
久々に作ってみたくなりました!目からウロコの
ヒントも有難うございます!万一作れたらブログに
アップさせて頂きますネ。素敵な記事を有難うです!
のん♪さん コメント有難うございます。親元を離れて思うのが、母親の料理どんな風に作っていたのかな?です。多分作り方にクセがあるんでしょうね。同じ様に作っても再現できないんですよ。それも料理の面白いところかなぁと思ったりもします。牛丼ぜひ作ってみてください!