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【アジの干物で比較】ピチットシートと冷蔵庫乾燥/美味しいのは?

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今回はアジの干物を自宅の冷蔵庫で作ります。ただ作るのではなく、ちょっとだけ実験を。ずっと気になっていたこと。それは、

冷蔵庫を使用するアジの干物の作り方として

  • 冷蔵庫の中で『自然乾燥』する
  • 『ピチット』シートで脱水する

では、どちらの干物が美味しいのでしょうか?

期待するのは、ピチットシートの性能です。

じんた

ピチットシートは、魚の身に旨みは残し、水分と臭みは取り除いてくれるよ。

それが、ピチットシート!プロの料理人が使用する、肉や魚の脱水シートです。

ピチット レギュラー 干物

それでは、早速、アジの干物を①『自然乾燥』と②『ピチット』で作り分け、食べ比べてみましょう!

アジの干物作り比較 ピチットと自然乾燥
目次(Contents)

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『ピチット』『自然乾燥』比較の結論

今回の検証の条件において、『ピチット』と『自然乾燥』に味の違いは感じられませんでした。どちらのアジの干物も、とても美味しく仕上がりました。

f:id:DadTech:20210111171917j:plain

しかしながら、比較検証する中で気づきもありました。それはピチットシートのメリットです。

ピチットのメリット
  • 脱水させるスピードが速い
  • 脱水させるのに場所を取らない

18時間の脱水の後、『自然乾燥』の水分減少率が11%であったのに対し、『ピチット』は15% と高い割合でした。もちろん冷蔵庫内の状態にも依りますが、『ピチット』の脱水スピードが速いということが分かりました。その為、同じ時間でも旨みが濃縮していると言えそうです。

また場所を取らないのは大きなメリットです。『自然乾燥』させる為には、水分が蒸発しやすい様に、冷蔵庫内の魚の上下左右に十分な空間を作らなければなりません。その点で、『ピチット』はシートに包んでおけば良いだけなので、省スペースで干物が作れます。

じんた

場所を取らないのは嬉しいね。乾燥させる為に、今までスペースが必要だったよね。

次に検証した内容を詳しくお伝えします。 

本日の個体

近くのスーパーマーケットで買った、何の変哲もない長崎産のアジです。

長崎産アジ
  • 産地:長崎
  • 体長:21cm(全長25cm)
  • 重さ:165g と155g

アジを干物用に開く

それでは、背開きしていきます。

アジの背開き

はい。開きました。腹の中をキレイに掃除します。内臓の状態からすると、刺身で食べれるギリギリのレベルの鮮度と思われます。焼いた方が無難なアジですね。身はキレイです。

アジの背開き

2匹とも背開きにし、腹の中をキレイにしました。区別が付かなくなりそうなので、ピチットシートを使うアジは、目印に尻尾を切っておきます。

アジの背開き

アジの干物の作り方

塩水にアジを40分間浸します。塩水の濃度は、4カップの水に大さじ4の塩を溶かしたものです。たったこれだけ、簡単ですよね。

40分経ったら水分を拭き取り、1匹はピチットシートに包み、冷蔵庫に一晩放置。もう1匹は、網の上に置き、こちらも冷蔵庫で一晩乾燥させます。

アジの干物作り方

▼冷蔵庫で乾燥して干物を作る方法についてはコチラに詳しく解説しています。

▼こちらがピチットシート。

ピチットシートで干物を作る

ミシン目がありますので、ここで切り取ります。

ピチットシート 切り方

ピチットシートの上にアジを置き、

ピチットシート使い方

全体を包みます。出来るだけ空気を抜いて、シートと魚を密着させる様にします。

ピチットシート使い方

はい、こんな感じ。この状態で冷蔵庫に入れておきましょう。

ピチットシート使い方

▼こちらは『自然乾燥』させるもの。網の上に置いて、このまま冷蔵の中で乾燥させます。網の上に置くのは、乾燥しやすくする為です。(揚げ物のバットを使用しています)

アジ冷蔵庫で干物

↓冷蔵庫保管↓

↓  18時間後  ↓ 

それでは、18時間が経過しました。

アジの干物作り方

ピチットの状態はこの通り。それではシートを剥がしていきます。

使用後のピチットの状態

▼コチラが剥ぎ取ったピチットの状態です。シートの内部に水分が吸収されているのが分かります。ピチットは3層構造になっていて、中間層(水あめ+海藻成分)に水分が吸収される仕組みになっています。この水分は一方通行の為、食材に戻ることはありません。スゴイですね。

使用後のピチットシート

試しに、ハサミで切って、取り出してみました。トロトロの液体です。臭いは、ほのかに生臭い。恐らく魚の臭み成分を吸収した為と思われます。

ピッチシートの水あめ・海藻成分

『ピチット』『自然乾燥』出来上がり比較

外観

出来上がった2つの干物がこちら。

アジの干物 ピチットシート

『ピチット』身が全体的に赤味を帯びている様に見えます。水が抜けてシワシワになっているのが分かります。

ピチットシート 干物
アジの干物の皮側

これが冷蔵庫の中で『自然乾燥』させたもの。

冷蔵庫乾燥した鯵の干物
魚の干物 冷蔵庫で作ったモノ

水分減少量(%)

水分の減少量を重さで比較してみます。

ピチット干物水分の減少量

おお!差が出ましたね。『ピチット』の方が、水分の減少量(%)が大きい事が分かりました。それだけ旨み成分が濃縮しているということになりますね。

実食/味の比較

それでは、肝心の味のチェックです。

グリルで焼いていきます。焼き過ぎない様に注意し、中火で身側を7分、皮側を3分焼きました。

アジの干物をグリルで焼く

はい、同じ様に焼き上がりました。

焼き上がったアジの干物

それぞれを頂きます。

ピチットで作ったアジの干物を食べる
冷蔵庫で作ったアジの干物を食べる

結果:味の違いは感じられません。

じんた

どちらもとても美味しいよ。

今回の条件で『ピチット』と『自然乾燥』に味の違いは認められませんでしたが、『ピチット』に感じたメリット次のことです。

ピチットシートのメリット
  • 脱水スピードが速い
  • 脱水させるのに場所を取らない

当サイトでは『ピチット』への愛の強さ(使用した検証や使い方の例)をこちらの記事にまとめています。参考にしてください。

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まとめ

今回は、『ピチット』と『自然乾燥』で、アジの干物を作り分けて比較しました。 今回の環境下では、味の違いは感じられませんでしたが、『ピチット』の脱水スピードの速さと、場所を取らないスマートさを実感することが出来ました。ピチットを使うとご自宅の冷蔵庫で簡単に干物が作れます。

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