今回は、これ食べます。何だか、ご存じですか?
近づいてみて見ましょう。ムックの仲間かな!?
モフモフ。。。モフモフ。。。
お遊びで、目を付けて見ます。
ツンと突いたら、部屋の隅に逃げていきそう。
あっそういえば、さっき息子に「食べ物では遊ばない」って、注意したばかりでした💦
果たしてこの正体は???
これはヤマブシタケというキノコの1種です。
気になっていたんです。日本テレビの「満天☆青空レストラン」という宮川大輔さんが出演している番組で、紹介されていたんですよ。このキノコ。それがとても美味しそうで。
最近、長野に行く機会がありまして、道の駅で発見したため、即買いしました。どんな味がするんでしょうか?それでは5品作って試食します。
ヤマブシタケ(山伏茸)とは?
サンゴハリタケ科に属するキノコの一種です。Wikipediaによると「日本・中国・ヨーロッパ・北アフリカ・北アメリカをはじめ、広く北半球温帯以北に分布しており、食材としても多くの国で人気がある」とあります。
また、山伏茸の「山伏」とは、修験道の行者である「山伏」から来ている様です。「山伏」と言われて、すぐに想像できますか? いらすとやさんで「山伏」で検索すると次の画像が出てきました。いらすとや(https://www.irasutoya.com/)さん流石です、なんでも揃ってますね。
この絵の中でも山伏の衣装の胸に4つの「梵天」がついていますね。今回紹介するキノコは、この梵天に似ていることから、山伏茸と名付けられたそうです。
中国では四大山海珍味の1つとされ、400年も昔から珍重されていたというから、知っておくべき食材の1つなのかもしれません。ちなみに四大山海珍味の残り3つは、フカヒレ・なまこ・熊の手です。
ん~、なんだか期待してしまいますねぇ。
ヤマブシタケ 栄養素
ヤマブシタケはその栄養素からも注目を得ています。糖質とタンパク質が主成分。その他にもミネラル、脂質などの栄養素を含んでいるそうです。
特徴的なのは、β-D-グルカンや食物繊維が豊富に含まれているとされています。ヤマブシタケのサプリメントもあるくらいです。
ヤマブシタケ(山伏茸)で6品
マイタケなどと同じように、簡単に手で割けます。ほら、この通り。中身も美しい白。
まずは、シンプルに茹でます。食べやすい大きさに割いて、沸騰したお湯で1分だけ茹でました。ほんの少し、塩をしていただきます。
ふわぁ~、優し~い。クセがなくとても上品な味。これならどんな料理にも合わせられると思います。そうですね、えのき茸よりも味は薄いですよ。歯ごたえも柔らかい。上品にふゎっと良い香りがして、とても美味しいです。キノコのガツンとした味の濃さはないので、サラダとかお吸い物とかの方が合うと思います。
ヤマブシタケ お吸い物
お吸い物との相性はどうでしょう?
うん、やっぱり美味しい。ヤマブシタケの味が濃すぎないのが、お吸い物に丁度いいですね。
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ヤマブシタケ 味噌汁
これはもう間違いありません。作る際にヤマブシタケのみ茹でて、出汁が取れているか確認しましたが、ほんのりキノコの風味が湯に移っていました。
ヤマブシタケを食べると、フサフサの部分に味噌汁を吸いこむので、味噌汁の味がジュワっとして美味しいです。不思議な食感も楽しめます。
ヤマブシタケ おでん
おでんに合わせました。いちばん手前がヤマブシタケです。加熱時間は少なくて済むので、仕上げに入れて、2~3分の加熱で良いと思います。
今話題の産直サイト『食べチョク』にも、ヤマブシタケが出品されているかもしれません。 ▶山伏茸を探す
ヤマブシタケ 天ぷら
衣をつけて、揚げてみました。天ぷらです。不思議なことに、揚げると味が濃くなるんですよ。キノコってそうでしたっけ?キノコの風味を味わいたいのであれば、天ぷらはありですね。美味しい。
試しに2種類を作り分けしてみました。内側の白い天ぷらは全体に衣を付けました。外側の茶色いものは、石づきだけに衣をつけ、傘には衣をつけていません(衣を付けない傘が焼けて色づいています)。
私のおススメは全体に衣をつける作り方です。恐らく、ヤマブシタケは油を吸いやすいのだと思います。全体に衣を付けないと、油っぽくなっていました。皆さんも試してみて下さい。
ヤマブシタケ バターソテー
最後に、薄くバターをしいたフライパンで、ヤマブシタケをこんがりソテーしました。軽く塩をしてあります。どんなお味でしょう。
うまい!これが一番好きかも。やはり強く加熱すると味が濃くなる感じがします。バターとの相性もよく、水分が多いキノコだということが強く感じられました。ジューシーで美味しい!
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ヤマブシタケ グラタン
クセのないキノコですから、洋食に合うのも、言うまでも無いですね。
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まとめ
今回は、モフモフで不思議なビジュアルのキノコ「ヤマブシタケ」をご紹介しました。その味は、クセが無く、香りも上品。どんな料理にも合わせられる、とても美味しいキノコでした。加熱時間も少なく済むので調理も簡単です。皆さんも是非お試しください。
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