新種の魚、発見!?
目が付いて無い。その名は『ぎょ(魚)っぺらぼう!?』裏返すとどうなってる?ちょっと見るのが恐ろしいが、、、おそる、、、おそる、、、
はいっ。どうもヒラメです。「ヒラメ左で右カレイ」でおなじみの。左の方です。
冷静にみると、面白い顔してますよね。体の片側に目が移動してしまいました。
ヒラメは水深50~100mくらいの海底の砂地に生息します。そして砂の中に隠れてエサを狙っているんです。体も砂の色に合わせて変色できるとか。この海底で暮らす生活様式を得る為に、目の位置を変えて、こんなに平たい形に進化をとげたんですね。
冬のヒラメはなかなか手が出ないんです。なぜなら、とても高級だから。でも、やっぱり旬のヒラメは、美味しいんですよ。「タイやヒラメの舞い踊り」とは童話「浦島太郎」の一説。童話にも出てくるように、魚の代表と称されますが、その理由分かります。白身魚において、その刺身はトップクラスでしょう。
いつもヒラメの値段はチェックしているんです。相場が下がった時には、即買いたいから。今日は千葉産のヒラメがキロ1300円。これなら買えそう。4年に一度の2月29日ですよ。特別な日のはず。なんか分からんけど、記念日だ!
「すいませ~ん。これ下さい。」
今回はヒラメ!真剣に向き合います!
ヒラメの基本情報
標準和名:ヒラメ
科:ヒラメ科
生息域:日本列島各地に生息
旬:秋から冬
ヒラメのマメ知識
- 幼魚の目は普通の魚と変わらない。成長と共に右目が移動し、体長13cmくらいで完全に左側に移動する。
- 養殖モノは裏面に黒い模様があるので、天然ものと見分けられる。
- 季節を外した夏場のヒラメは極端に味が落ちると言われており『猫マタギ』とも呼ばれている。
- 背と腹のヒレの付け根にある筋肉が、みなさんご存じ『エンガワ』。脂ノリが良く、歯ごたえも良い。一匹から少ししか取れない、希少部位。漢字で書くと『縁側』です。縁(ふち)の側(そば)ですね。
本日の個体
産地:千葉
体長:39cm(全長:47cm)
厚み:3cm
重さ:1200g
価格:1560円(1kgあたり1300円)
黒い模様が無いので、天然モノで御座います。千葉はヒラメの養殖が盛んではないはず。
肉食であるヒラメの歯はこんな感じ。噛まれたら、痛そう。鋭い歯です。
調理
やはり刺身で頂きたい。薄造りと平造りといたします。
ヒラメを捌く
表と裏のウロコは、この様に包丁で薄皮を剥ぐように、そぎ落とします。難しい様でしたら、普通の魚と同じように、ウロコ落としか包丁で落とすこともできます。
頭を落としました。真ん中のクリーム色は肝です。左側の C の字が、胃袋です。肝は茹でて、お造りに沿えます。胃袋の中には、小魚が2匹、ギュウギュウ詰めで入っておりました。肉食は、本当なんですね。
お腹の中をキレイに洗いました。それでは、5枚に下していきましょう。縁に切り込みを入れたら、体の真ん中の線にそって、包丁をいれます。
真ん中の切り込みから、骨に沿って切っていきます。慣れると意外に簡単で、スーっと切れるのが、気持ちいい。
※撮影協力:スタジオ小学3年生
はい、エンガワまで、到達しましたよ。
これで1枚が終わり。残りの3枚も、同じようにして下していきます。
5枚に下しました。
アラも湯通しして、汚れを取り除きました。
ヒラメの刺身
肝は、味噌汁を溶かすヤツを使って、湯がいておきます。お造りに添えますよ。
エンガワは中途半端にちぎれない様にするには、事前にエンガワの形に沿って、切っておきます。私はこの方法がやりやすい。
そして包丁で皮を剥ぎましょう。
はい、こんな感じ。これが、うまいんだよな~。
表側の身の皮を剥ぎました。美しいですね。これを薄切りにして、盛りつけました。
はいっ、ヒラメの薄造りの完成です。人参の手前がエンガワです。奥に、茹でた肝を添えました。
平造りでも如何でしょうか。
もう既に熟成している身でした。もっちりして美味しい!ヒラメのこの独特の心地よい香りは、何なんでしょう。上品だけど、旨みがしっかりしているのがヒラメの特徴だと思います。エンガワも脂がのって美味しい。肝を少しだけ添えて頂くと、コクがある違った味が楽しめました。
ヒラメの贅沢だし茶漬け
ヒラメのアラから出汁をとって、そこにだしパックも使って、贅沢なだし茶漬けを作っていきましょう。
材料はコチラ。ヒラメと出汁に加えて
- だしパック(久世福商店【万能だし】)
- だしの調味料:味醂と薄口醤油
- 三つ葉
- 塩昆布
- 刻みのり
- せんべい(砕いたモノ)
を使って作っていきます。
ヒラメのアラから美味しい出汁をとりました。一度、ざるに掛けます。
そこにだしパックを使って、さらに濃厚な出汁に仕上げていきます。
出汁が取れました。ここに味醂大さじ1と薄口醤油大さじ1を入れて味を調えました。
主役のヒラメもそぎ切りにしました。
少し硬く炊いたご飯に、ヒラメ、塩昆布、三つ葉、せんべいを乗せて、出汁を注いだら、
ヒラメの贅沢だし茶漬けの完成です。
今回使用した「だしパック」はこちらです。
こちらの記事でレビューしてます。
【関連記事】久世福商店【風味豊かな万能だし】実食レビュー
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まとめ
今回は、童話「浦島太郎」にも登場した魚、ヒラメを頂きました。これまで何枚のヒラメを頂いたか分かりませんが、安定して美味しい魚と言えます。また、養殖モノも多く出回っていますが、味に大きな差は無く、これも美味しいので安心してお買い求めください。
ヒラメとだしパックの組み合わせに挑戦しましたが、しっかりヒラメも主張していて、濃厚で美味しいお出汁がとれました。だし茶漬けもオススメです。
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コメント一覧 (1件)
本当にえんがわって少ししか取れないんですね!!
ヒラメめちゃくちゃおいしそうです!!