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丸ごと食べる!『ハタハタ 一夜干し』作り方(干物レシピ/食べ方)

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初冬の入り、時化が海を襲う。大気が乱れ始めると、風が吹き、寒さが増す。水面は荒れ、空は怒る。閃光が走ると間もなく、雷が轟く。

 

(もしあなたが漁師だったたら、こんな日に海に出たいだろうか。)

 

しかし行かねばならぬ。こんな日は、鰰(ハタハタ)が押し寄せてくる。

 

<゜)))彡 <゜)))彡 <゜)))彡

 

そう、ハタハタという魚は、悪天候の時に浅場に押し寄せて産卵するという何とも不思議な「漁師泣かせ」の魚なんです。過去には多くの海難事故を招いたと言われています。

なぜ危険を冒してまで漁に出るのか。それはその「ぶりこ」と呼ばれる卵を何としても狙いたい。そういう思いがあるのでしょう。「ぶりこ」は今でもとても人気が高い逸品です。乱獲という悲しい歴史をもつ魚でもあります。それほど美味しいのですね。

またその名前も神々しい。魚へんに神で、鰰(ハタハタ)です。雷光のことを古語で「ハタハタ神」と呼んでいたことにその由来があるとか。やはり昔から、雷が鳴る日に獲れる魚、雷と深い関係があると考えられていたのでしょう。現在では雷とハタハタに因果関係は無いというのが定説の様です。

 

今回は、兵庫県の浜坂漁港から取り寄せたハタハタを干物にして頂きます。

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秋田県のしょっつる鍋で有名な魚ですね。ウロコも無く、内臓も骨も食べれるので、下処理がいらない魚としても重宝される魚です。今回は干物なので、内臓の処理はいたします。

今回はハタハタ!真剣に向き合います!

丸ごと食べる!『ハタハタ 一夜干し』作り方(干物レシピ/食べ方)

目次(Contents)

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ハタハタ 基本情報

標準和名:ハタハタ

科:ハタハタ科

生息域:日本海、北日本

旬:11~2月

ハタハタ マメ知識

  •  「ぶりこ」と呼ばれる卵の塊に人気がある。秋の終わりから冬にかけて産卵期を迎え、浅場に押し寄せる。

  • 水温15℃以上では、生息できない。

ハタハタ 本日の個体

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産地:浜坂漁港(兵庫県の北西部)

体長:15cm(平均)

重さ:231g(6匹の合計)

飛んでいきそうな羽(大きいヒレ)がついております。

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小さいですが硬いトゲが3本ついていますので、注意してください。

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ハタハタ 調理

ハタハタ 捌き方

今回は干物にしますので、エラとワタ(内臓)は取り除いていきます。肛門から腹に包丁を入れ、

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ワタを出します。

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水洗いして、水分を良く拭き取ります。これで下処理は終了です。

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ハタハタの一夜干し(干物)作り方

ハタハタを塩水に1時間程度浸けます。塩水は、水3カップに、塩おおさじ3。

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1時間が経過しました。目が白く濁っていますね。これが塩が浸透した合図です。

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網付きのバットに並べて、冷蔵庫に入れて乾燥させます。

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丸2日、冷蔵庫で乾燥させたものがコチラ。

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臭み、無し!表面はベタベタも無く、乾燥した状態です。さぁ、焼いていきましょう。

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はい、上手に焼けました。香ばしい匂いがたまりません。

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【実食】

 頭から尻尾まで、丸ごと食べられます。う~ん、ウマい。塩っ気も調度いい。身に旨味が強いので、ご飯にも合うし、お酒のおつまみにピッタリです。温かいうちに、ホフホフ食べるのが良いですね。骨まで食べれるので、子供のカルシウム補給にもなりますね。

 

今回は、日本海は山陰浜坂漁港より取り寄せしたハタハタをご紹介しました。

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まとめ

今回は、日本海の恵みハタハタを干物で頂きました。干すことで旨味も凝縮して、とても美味しかった。何と言っても下処理が簡単なのがいいですね。骨まで食べられるので、お子様にも最適。干物は冷蔵庫でもできますので、是非お試しください。

 

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