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イサキを塩焼きで頂く(旬外れは味が落ちる?)。アラは味噌汁!

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一般的に魚は、産卵期に卵に栄養を取られることから、身の味が落ちると言われています。しかしながら、例外もある様です。卵をお腹に抱えていても、その身までしっかり美味しい、そんなお得で嬉しい魚。

 

その代表が、イサキです。

 

イサキの旬は6~9月頃と言われますが、なんとこれが産卵期にもあたります。この時期は卵や白子だけでなく、身も美味しいのですね。ここまでくれば、夏を代表する魚といっても過言ではありません。

 

(産卵期と旬の関係の一般論については以下の記事を書きました。)

そんなイサキですが、旬を過ぎると(極端に)味が落ちると書かれた文書も散見されます。本当でしょうか?

 

気になったことは試します!11月末現在、もう夏ではないですよね?長崎産のイサキ。お目に掛かれました。

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今回は イサキ。真剣に向き合います。

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基本情報

  標準和名:イサキ

  科:イサキ科

  生息域:太平洋側では千葉県が北限。南シナ海まで。

  旬:6~8月

 

マメ知識

  • 漢字では、伊佐木、伊佐幾、鶏魚と書く。背びれが鶏の冠に似ていることから『鶏魚』が充てられている。

 

  • 梅雨時期が特に美味しいとされ、「梅雨イキサキ」として高級魚扱いされている。

 

  • 骨が硬く「鍛冶屋殺し」の異名をもつ。昔、鍛冶屋さんが骨を喉に引っ掛け、亡くなってしまったという逸話が残っている。

 

本日の個体

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  産地:長崎県

  全長:33cm

  重さ:452g

  価格:790円(1kgあたり1750円)

 

調理

それではシンプルに塩焼きで頂きます。アラは味噌汁に。さぁ調理していきます。

イサキの塩焼き

ウロコを落として、エラとワタを除きます。これがエラ。鮮やかです。

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魚屋さんに残り2匹いましたが、もう一匹はくすんだ色のエラでした。こちらの個体の方が鮮やかでしたので、こちらを購入しました。

 

頭を落として、三枚におろします。しっかりした骨は確かに硬い。

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腹骨をそいで、中骨もピンセットで除きました。子供が食べやすい様に。

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塩をして水分と臭みを除きます。

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塩をした後に出る水分をキッチンペーパーでよく拭き取ります。切り分けた後、改めて、塩焼き用に少し多めの塩をします。

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さぁ焼いていきます。最近お気に入りのフライパン用ホイルを使います。

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美味しそうに焼けました。

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イサキのアラの味噌汁

アラは塩をした後、熱湯をかけて、ウロコや血合いをきれいに洗います。

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イサキから出汁を取ったら、乾燥ホウレンソウを具材にして、味噌汁の完成です。

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 実食

  • 塩焼きは、うまい!イサキの塩焼きは王道だと再認識。皮の独特な磯の香りと強めの塩が抜群に合う!白身もフワフワで、皮の香りが最高の調味料となります。幸福感が押し寄せてきます。
  • 味噌汁は、これも間違いありません。イサキってすごいですね。汁にしてもしっかり美味しい出汁が取れます。追加の粉末ダシなんて使わなくても良いです。

 


 

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最後に

今回は、イサキの塩焼きと味噌汁を頂きました。旬を外すと味が落ちるという説はどこから来ているのでしょう?全くそんなことはありません。捌いていて、ベットリする程の脂が無いのは分かるのですが、味が落ちるなんてことは感じられませんでした。サッパリした方が好きな方であれば、こちらの方が美味しいと言われるかもしれません。

今日の試みから夏の魚だからと敬遠する必要はないと実感しました!季節は問わず、食べたきゃ食べよう!夏の時期は大サービス期間と考えるのが良さそう。それから刺身も確かに美味しいけど、皮と塩と白身の調和を楽しめる塩焼き。これはたまらん。是非お試しを! 

 

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