今回は、福井県は若狭小浜の伝統料理「小鯛ささ漬」を取り寄せて、実食レビューします。
その起源は明治時代だというから驚きです。
若狭小浜でとれた魚を、遠く離れた場所でも食べることができる様に、保存を効かせる方法として始まったのがこの「ささ漬」という伝統手法なのだとか。そこで使用されている、塩・米酢・杉樽・笹の葉は、すべて殺菌や抗菌の効果を備えており、先人の知恵が凝縮されているのです。
今回、私は初めて「ささ漬」を頂きます。どんな味がするのでしょうか?とても楽しみです。
最後にはアレンジもご紹介しますよ。それではスタート!
今回取り寄せた 若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」
豊富な水産資源。リアス式に形どられれた若狭湾に立地するのが、今回紹介する「小鯛ささ漬」の製造元である「丸海」です。若狭小浜は古来より朝廷に食材を納める「御食国(みけつくに)」として、大きな役割を果たしてきました。その責務は計り知れないほど大きく、その中で食の技術が磨かれたと想像するだけで、畏怖の念さえ抱いてしまいます。
その中でもひときわの輝きを放つ商品が「小鯛ささ漬」と言っても良いでしょう。
ささの葉には抗菌や防腐作用がある。
樽には国産の杉が使われていて、水分調整だけじゃなく、香りづけの役割もあるんだ。
化学調味料、保存料等の添加物は一切使用されていません。
「小鯛ささ漬」は、塩と米酢のみで調味がされています。全てが天然の原料なので、美味しさを均一に保つためには、季節や環境の変化に順応することが不可欠です。丸海の職人は長年の経験に基づいて、最適な「ささ漬け」を作り上げていきます。伝統を守りながらも、その時代に合わせた味を日々追求しているのです。
若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」受取り・開梱
今回取り寄せた商品は、「小鯛ささ漬」の大樽2個セットです。丸海の公式ページより取り寄せました。
宅急便(冷蔵タイプ)で指定した日付通りに届きました。冷たい状態を保っての配送でした。とても有難いです。丸海のロゴが、シンプルでクールです。
箱の中身は、小鯛ささ漬の箱と挨拶状、丸海のカタログでした。
重厚な金色の箱は、ギフトに使用しても何ら問題の無い、落ち着いた外観です。6月8日に受け取りましたが、賞味期限は6月13日でした。だから賞味期限は約1週間と言えますね。保存料を使用していない生ものです。なるべく早めに食べるのが良さそうです。
金色の箱の中身はこの通り! 杉の樽が特徴的。日本の良さを感じつつも、樽がカワイイ、インスタ映えしそうな商品の外観です。
輪ゴムを外すと、上部のラベルが外れます。さらに樽がプラスチックで包装されているので、破って剥がしましょう。
杉樽の蓋は埋め込み式になっていますが、開けやすい様に透明なタブが付いていました。これを引き上げると、蓋を開けることができますよ。
というわけで、ついに「小鯛ささ漬」とご対面。お酢と杉の良い香りが心地良い。笹もビジュアルのアクセントですね。杉、笹、鯛の風景で、心がスッと落ち着きます。
連子鯛がギッシリと詰まっている様に見えますが、どれくらいの数が入っているのでしょうか?お皿に全て取り出してみますね。
数えてみたら、この樽には16枚も入ってた。凄いボリューム!
若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」はどんな味?
それでは早速、そのままの状態で食べてみます。いただきます。
お酢で締めてあるのに硬くないんだね。むしろふっくら柔らかくて、魚の身の食感が感じられるよ。
皮が食感のアクセント。ほどよい硬さがあって、噛むと旨みが出てくるよ。
酸っぱさが強いと思ったら、そんなことはないんだね。連子鯛の旨みがシッカリと感じられる優しい仕上がりだよ。
とっても美味しい!
若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」アレンジ
「小鯛ささ漬」をアレンジして食べてみましたが、美味しかった組み合わせを幾つかご紹介します。
「小鯛ささ漬」わさび醤油
定番ですが、わさび醤油で食べてみます。
いただきます。
「小鯛ささ漬」にぎり鮨
一枚一枚が十分に大きいので、にぎり鮨にしても良いですね。
それでは、どんなお味かな?
連子鯛の厚みがしっかりあるから、食べ応えも十分。酢締めしてあるのが特徴的で、コハダみたいな位置づけで、使えそうだね。
「小鯛ささ漬」丼
酢飯と合わせて「ささ漬け丼」にしてみました。こちらも申し分ないですね。
トマトをトッピングしてみましたが、ビジュアル的にも面白いと思いませんか?味も違和感なしでした~
「小鯛ささ漬」お茶漬け
さらに美味しかったのが、お茶漬けです!いつものお茶漬けに「小鯛ささ漬」を使ってみました。
かるく熱が通ると、また違った旨みが楽しめるね。ホロホロとした食感も面白い。
「小鯛ささ漬」炊き込みご飯
しっかり加熱するとどの様な味になるでしょう。炊き込みご飯で試してみます。
シンプルに「だしパック」と「小鯛ささ漬」をご飯にのせ、炊き上げました。
温泉卵に醤油をたらして、いただきます。
美味しいけど、長く加熱すると鯛の柔らかさがなくなっちゃうね。
「小鯛ささ漬」お吸い物
いつものお吸い物に「ささ漬」を浮かべて下さい。上の炊き込みご飯で勉強した様に、熱を通し過ぎないのがコツですので、仕上げに潜らせる程度で結構です。身がふわふわして美味しいですよ(^^♪
「小鯛ささ漬」酢の物
刻んだ「ささ漬」を準備。塩でしんなりさせたキュウリとワカメ。酢と砂糖を同じ量まぜたタレと和えましょう
「小鯛ささ漬」を和えた、酢の物の完成です!(^^)!
「小鯛ささ漬」炙り
生食に飽きたら炙りでもOK。今回はグリルで炙ってみました。
皮目の香ばしい炙りをどうぞ。
個人的には、柔らかさが活かせる「お茶漬け」の方がおすすめだよ。
若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」口コミ・評判
それでは皆の口コミも見てみましょう(参照URL)
- 樽の風味が小鯛にほんのり移って、酢のほのかな酸味と絶妙の塩加減との調和が素晴らしい!
- 絶妙な塩加減と弾力ある鯛が美味しい。ホカホカごはんにのせて、わさびを付けて食べるのが好き。
- 何度もリピしていますが、ここの笹漬けがこれまで食べた中で一番美味しい!
- あの小さな小鯛をウロコ一枚、骨一本も残さず仕上げるご苦労を想いながらいただきました。
- 親戚に送りましたが、とても喜んでいただけました。
- 値段がもっと安いと嬉しい
- 賞味期限が短めだから要注意
- 樽の大きさが思っていたものと違った
ネガティブな口コミには、値段に関すること、賞味期限に関することがありました。生ものなので賞味期限にはご注意ください。公式には「出荷日より冷蔵で7日間」という記載があります。
また、大きさですが、大樽の実測値は以下の通りです。参考にして下さい。この大樽の内容量は、180gです!
総合すると5点中4.7点の高評価!ギフトに多く使われていること、年配の方にこのまれていることが印象的だった~
若狭小浜 丸海「小鯛ささ漬」楽しみ方・番外編
使用後の木の樽が可愛くて捨てられない(笑) そんな時はペン立てや飴入れに使ってみてはいかがですか?
シュールだね。
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まとめ
今回は、福井県の若狭小浜の伝統料理「小鯛ささ漬」を取り寄せて、実食レビューしました。私の感想をまとめると次の様になります。
- 無添加で優しい味は、子供からお年寄りまで楽しめる。
- ウロコや小骨が取り除かれているのも高評価。
- 杉の樽とギュウギュウに詰まった鯛のインパクト充分で、贈り物にも喜ばれる。
- 賞味期限には注意が必要だが、味の良さは太鼓判!
- 酢締めなのに、ふっくら柔らかい魚の身は、そのままでも加熱しても美味しい!
\福井県のお土産の定番/
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