魚のカマの塩焼き美味しいよね。下処理に何かコツはある?
今日は塩水にカマを浸けて臭みを抜く方法を紹介するよ。良かったら試してみてね。
今回は魚のカマの塩焼きの作り方をご紹介します。
一般的にカマの塩焼きの作り方では、下処理として塩をダイレクトに当てる方法が紹介されています。今回はそれと違った、塩水に浸ける方法をご紹介します。
魚の干物の作り方として、「塩水に浸けて干す」というのは良く知られた方法です。塩水の浸透圧の効果を利用するのですね。魚を塩水に浸けることによって期待できるのは
- 魚から臭みを抜く
- 魚から水分を抜き旨みを濃縮
- 塩味を与える
ということでしょう。実はこれって塩焼きにも応用できるんですよね。あて塩とは違い、満遍なく塩が行き渡るのもメリットです。
塩水に浸けるという少しの手間で、美味しく頂けますので、是非試してみて下さい。写真を使って、説明してゆきますね。それではスタート!
ブリカマ塩焼き 本日の個体
今回使用するのは北海道産 天然ブリのブリカマ。1つあたり約350gと充分な大きさです。合計で700gなので、4人分はありますね。美味しい塩焼きの第一条件ですが、新鮮なカマを選んで下さい。身の色が鮮やかでハリのあるカマです。
まな板に出すとこの様な状態。まだ小さいウロコが付いていますし、背骨があった場所には、血合いが多く残っていますね。それでは下処理をしてゆきます。
ブリカマ塩焼き「下処理」掃除
先ずはウロコを取りましょう。細かくてシッカリしていますのでちょっと面倒ですが、大まかにはウロコ取りを使って。
細かい箇所は包丁で落として行きましょう。
この様に血合いや汚れが残っていますので、出来るだけ丁寧に除きましょう。
この様にスプーンや爪楊枝を使うと取りやすいですね。
はい、この様に綺麗に掃除が出来ました。すっきり気持ち良い♪
15年以上の経験の中で「魚料理に便利」と感じた道具を紹介しています。
ブリカマ塩焼き「下処理」塩水浸け
さて今回のメインイベント「塩水に浸ける下処理」です。塩の量は、カップ1に大さじ1と覚えて下さい。今回は、カップ3(600ml)の水に対して、大さじ3の塩を使いました。塩を入れたら、かき混ぜてよく溶かして下さい。
ここに先ほど掃除をしたブリカマを沈めます。
浮いてくるのがイヤなら、落とし蓋🐽を。この状態で1時間くらい放置!
約1時間が経過しました。塩水が汚れているのが分かります。
ブリカマを出すと塩水はこの様な状態で、汚れを抜き取った色とヌメリがしています。また、生臭さも感じます。即ち、塩水が汚れを吸収したのですね。
カマは表面の水分を拭き取りましょう。焼くまでに時間がある場合は、ラップなどせずに冷蔵庫で乾燥させても良いと思います。干物と同じ発想です。
ブリカマ塩焼き グリル調理と実食
あとは焼くだけですね。身が厚い部分には飾り包丁を入れましょう。
我が家のグリルは上面から火が当たります。先に身側から焼いてゆきます。
中火で約10分焼きました。焼き具合は、カマの大きさやグリルの火の強さにもよりますので、時々確認しながら美味しそうな焼き加減を目指しましょう。
裏返して皮面を5分焼きました。お皿に盛り付けたら、ブリカマの塩焼きの完成です(^^♪
いただきます。
塩がなじんで美味しいよ!臭みはまったく無い。ここにポン酢が好みだなぁ💛
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まとめ
今回は、ブリカマの塩焼きの作り方をご紹介しました。その中で、下処理は当て塩ではなく、塩水に浸ける方法を提案しました。干物づくりを応用する様な形で、臭みを取る・旨みを凝縮する・満遍なく塩を渡らせる効果が期待できます。私はこの方法がお気に入りです。機会があれば、お試しください。
▼以下の記事で魚料理のサブスク(定期便)をご紹介しています。
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