知名度が高いのに、なぜか食卓に並ばない魚がいます・・・
こんにちは スズキ(鱸)です。
お近くのスーパーに今日スズキが売ってると思いますか?サケ、ブリ、アジ、イワシあたりは、間違いなくあるでしょう。それでは、スズキは如何でしょうか?
無いかもしれませんね。
ということは、今日はスズキを買いに行こう!とはなりそうにない。 やっぱり食卓に上がる確率は下がりそう。
これはスズキが比較的傷みやすい魚であることに原因がありそうです。新鮮なうちに調理しないといけないんですね。
でもやっぱりウマいんです、この魚。
そんなスズキですが、市場ではときどき見かけます。今日も目が合いました。
ほらっ。
今回は スズキ! 真剣に向き合います。
基本情報
標準和名:スズキ
科:スズキ科
生息域:北海道から九州まで日本各地
旬:夏(6~8月)
マメ知識
- すすぎ洗いした様に美しいから、スズキとなった
- 出世魚です。コッパ → セイゴ → フッコ → スズキと大きくなります
- 8月15日(深川八幡祭り)以降は、まずくなると言う人もいる
- ルアー釣りでは「シーバス」という名前で親しまれている
- 河口域や汽水域(淡水と海水の混じり)にも生息
- 東京湾の汽水域で採れたものは工業化の影響で一時期は臭いと敬遠された
- 淡水で生きることから昔の人も生きたまま保管できた。よって昔から高級魚。
本日の個体
光沢が美しい
体長:57cm
重さ:1000g
価格:900円(1kgあたり900円)
立派な口
調理
アクアパッツァ
材料:アサリ、ミニトマト、塩コショウ、白ワイン、パセリ
1. ウロコ、エラ、ワタを除いて頭を落とす
2. 次に二枚おろし
3. 食べやすいサイズにして、塩コショウ。
4. ニンニクを揚げオリーブオイルに香りをつける
5. 皮目から両面を焼く
6. 白ワインを入れて、アルコールを飛ばす
7. 水、アサリを入れてアサリの口が開くまで蒸す
8. トマトを入れて、蓋をしたら、5分くらい蒸す
9. 盛りつけてパセリを散らす
これでできあがり
洗い
刺身でも食べれる鮮度だったので、残った切り身を洗いにします。今回は、少量です。洗いとは、生の魚の身を流氷に潜らせて、臭みを取って身を締めること。
1. 切った身を流氷に潜らせ、洗う
2. 水気をしっかり除いて盛りつけたら出来上がり
塩焼き
1. 塩を振って5分くらいおく
2. 水洗いして、しっかり拭く←臭み抜きにはこれが一番
3. もう一度、塩を振って、グリルで焼く
これで出来上がり。皮の焼けた香りが香ばしい。ふぅ。
炊き込みご飯
塩焼きにアラの味噌汁だと、魚+魚でちょっとくどい。そうはいってもアラだって早めに調理したい。そんな時ウチでは、一旦お吸い物(スープ)を作っておいて、それでご飯を炊きます。
1. アラは湯通しして、キレイにウロコ、血合いを取り除く。
2. アラを使ってお吸い物(炊き込みご飯用スープ)を作る。
普通のお吸い物の濃さだと少し薄い。好みで味付けを。ウチでは、酒、塩、醤油、みりんを使います。(この状態で1日、置いておける)
3. 魚の身を解して、人参、スープを入れてご飯を炊く
4. 炊きあがりました
これでできあがり。
味の感想
- アクアパッツァ。一般に言われる旬の時期を過ぎていたのですが、全く問題ありませんでした。フッワフワ。身離れも良いので食べやすい。大きい身を頬張ったら、、、はぁ幸せ♡ ニンニク風味のアサリスープとベストマッチ。飽きずにいくらでも食べれます。
- 一般的な4切れ程度で作ったのですが、家族4人で足りませんでした。みんなでスープまで完食です。
- 洗いも期待を裏切りません。少し臭みがあるかと思ったのですが、全くなし。柔らかい身が冷水で引き締めらてれいて、心地よい食感です。冷たくて気持ちいい。
- 塩焼きは言うまでもありません。SIMPLE is BEST. です。醤油なんていりません。スズキと塩、それだけで十分。また皮がおいしい。皮が白身を引き立てる最高の調味料です。
- 炊き込みご飯は魚の出汁が効いて美味しい。炊いてるそばから良い匂いがしてきます。今回は1匹分の出汁で、米2合を炊きました。味はお好みで調整していただいて良いと思います。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回はスズキを頂きました。捌くのは難しくないですが、ヒレが鋭く丈夫なので、手を刺さない様に気を付けてください。
新鮮なものは刺身でも美味しいし、焼いても、蒸しても美味しい。濃く味付けする料理より、今回の様にスープにからめるとか、塩をして焼くとか、シンプルな調理がオススメ。上品でボリュームのある身を楽しめます。
一本のスズキで、アクアパッツァ・洗い・塩焼き・炊き込みご飯を楽しみ、食べきりました。
こちらの記事もいかがですか?
コメントお願いします(※は必須項目)