白身魚の刺身といえば、夏のヒラマサ。冬のブリ。
この刺身リレーをつなぐ重要なポジションの魚がいるんです。
刺身好きには何とも有難い、バトンを繋いでくれる魚。
その名は、カンパチ。
夏の疲れた胃を爽やかな身で癒してくれる。
寒い時期のブリの脂との勝負に備えて、ひと時の休息を与えてくれる。
お寿司でなじみがあるかと思います。
今日魚屋の前を通ったら、いましたよ。
恐らく東京湾で獲れたであろう天然のカンパチ。
しかも500円。即買いです。
今回はカンパチ。真剣に向き合います。
基本情報
標準和名:カンパチ
科:アジ科
生息域:東北地方以南の太平洋側
旬:6~8月(味の旬)、入荷は秋
マメ知識
- 左右の体に斜めに走る線が正面から見ると漢字の「八」に見えることが、名前の由来。
- この「八」の字は、幼魚ほど濃く、だんだん消えていく。
-
「八」の字、お分かりになりますか。
-
大きいものは、1.5m、80kgにもなる。
- 養殖物が多く、天然の3倍くらい出回っている。生産日本一は鹿児島。
- 天然ものの漁獲が少なかった為、昔から高級魚であったが、養殖のおかげで手に届く魚となった。
- 一般的に2~3kgのものが一番おいしいとされている。
本日の個体
ブリ、ヒラマサに比べると体高が高く、愛嬌のある形だと思います。目も少し上についていて、優しい顔つき。
体長:26cm(小ぶりです)
重さ:650g
価格:500円(1kgあたり770円)
産地:鴨居漁港(横須賀)の天然もの
調理
王道は何といっても刺身です。刺身を食べたくてカンパチを買うんです。
アラは捨てずにアラ煮としました。
先ずは三枚におろす。
刺身
背側の身を、刺身にしました。色がキレイ。
食欲をそそります。
カルパッチョ
変化を楽しむ為、腹側の身はカルパッチョへ。
薄切りにした身を盛りつけたら、塩と胡椒をお好みで振る。ドレッシングを回しかけて、パセリで彩を付けたら、出来上がり。ドレッシングは、オリーブオイル、レモン汁、醤油、おろしにんにくを使用。
アラ煮
アラの血合いや汚れを丁寧に取り除く。
水、砂糖、醤油、酒、みりん、生姜の汁が沸騰したら、アラを入れ炊く。今回はしめじの残り物を投入しました。
味の感想
- 刺身は、とにかくクセがなく甘い。今回のモノは身が柔らかく旨味が立っていました。獲れたてではなく、少し熟成が進んだもの。ブリの様な脂はありません。さっぱり、さわやか。にもかかわらず、しっかり旨味があるのが特徴だと思います。うまい。
- カルパッチョもおいしい。今回初めてカンパチでカルパッチョ作りましたが、これ、オリーブオイルはいらないかもしれません。腹身を使ったというのもありますが、ちょっと塩を多めに振って、柑橘系の汁に醤油を合わせて頂くのが良いかも。次回はそれを試します。
- アラ煮は明日のお楽しみへ。
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まとめ
今回は、カンパチを頂きました。ブリなどは小さいと味が落ちると言われますが、カンパチは多少小さくても、しっかりおいしい魚。今回の個体も小ぶりでしたが、しっかり旨味がありました。なので、丸魚で買ってきて、ご家庭で捌いても十分楽しんでいただけると思います。もっと新鮮なものであればコリコリとした食感も楽しめます。1日目は食感を楽しみ、それ以降は寝かせて旨味を楽しむなんて遊びもできます。天然ものは少ないので、今回の様な出会いがあれば、是非買ってあげてください。
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