今回は「魚のアラを使い尽くす」ご提案の第2弾となります。
丸一匹の魚を買ってきた特権の1つは、アラを使って1品もしくは2品を追加できること。捨ててしまってはモッタイナイ!
使い方が分からない、という方もおられるかも知れませんので、ここにご紹介します。ある意味、親の執念ですわ。どういう手段を使ってでも、子供に魚を食べさせるんです。
アラを使ったときに多少引きずる罪悪感は、お吸い物や味噌汁、煮物にしても、どうしても魚肉を食べきれないということです。しかし、
だったら、事前にほじくり返せ!
という単純な発想から、今回は「お吸い物」と「そぼろ」の2品をご紹介します。ウチの息子2人も取り合って食べますので、是非ご参考にどうぞ。
調理
今回使用するアラは、クロソイで御座います。
【関連記事】丸魚で頂く【クロソイ】湯煮。キウイソースでサッパリと!
こちらのクロソイから、、、
この様にアラが取れました。
アラの処理方法
難しくありません。
- お湯を沸かして、アラに掛ける。私は写真のボールにアラが浸かる程度にお湯を貼って、全体に熱が通る様にお箸で均します。(臭みを取る、汚れを取りやすくする、の2つの目的があります。)
- 流水を使って、アラに付いているウロコや血合い等の汚れをキレイに取り除く。ここをしっかり行うのがポイント。生臭さをシャットアウトしましょう。
アラのお吸い物の作り方
- お鍋に水を張ったら、酒とアラを入れます。酒は適当に1Lの水に対して100ml~200ml。
- 水の状態から火に掛ける。
- 沸騰するころにアクが出るので、しっかり取る。その後も出来れば、アクが出るそばから取っていった方が美味しくなります。アクを煮ているうちに、臭いって残っちゃうんですよ。ひと手間ってやつです。
- だいたい経験上10分くらい煮ると、魚の良い香りがしてきます。なので15分~20分くらい煮るのが良いと思っています。
- 味醂(大さじ2)、薄口醤油(大さじ1)、塩少々で、味を調えて、出来上がり。
調味したお吸い物がコチラ。
アラはそぼろに使うので取り出し、一旦ざるで濾しました。
シンプルに小ネギだけを入れて、お吸い物の完成です!
クロソイの実力を知りましたよ。出汁がシッカリ出てて、美味しいです。アラを取り出すことで、子供が飲みやすいというメリットもあります。過保護ですみません。
アラのそぼろ(ふりかけ)の作り方
「そぼろ」なんてカッコ良く言っていますが、単に魚肉を気合で取り分けて、味付けするだけです。では作業開始。
お吸い物で使用したアラ。これを地道に、魚肉と骨に分けていきます。魚の皮は美味しいので、魚肉側に入れましょう。
15分後。はい、分けました。魚肉125gをゲット!
油は引かず、フライパンで水分を飛ばす。
ゴマも投入しました。
水分が飛んだら、調味料を加えます。(例:砂糖大さじ1、酒大さじ1、味醂大さじ1、醤油大さじ1)
煮詰めたら、そぼろの完成です!ご飯に掛けて、召し上がり下さい。多少、骨は残ってしまうので、注意して下さい。(よく噛めば、あっても気づくので大丈夫)
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まとめ
今回は「魚のアラを使い尽くす」ご提案第2弾として、アラの魚肉をつかった「そぼろ」をご紹介しました。魚肉を分けるのが少し面倒ですが、これにて、スープと魚の身を、余すことなく使い果たし、気分スッキリ!しかも美味しい!是非お試しください。
第1弾は、炊き込みご飯でした。こちらをご参照下さい。
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コメント一覧 (2件)
素晴らしいですね!只々感動です!
お吸い物、そうねアラが無くても
出汁が十二分に出ているのだから
美味しく飲みやすいですね。(*´ ▽`*)
老婆も、これなら大丈夫!\(^o^)/
そして、取り出したアラから手作業で
120g?もの身を取り出して、更に
手を掛けたふりかけ、これが美味しく
ないはずありません!ご飯が何杯でも
食べられそうです!ご馳走さま~~♪
石畳のん♪様
コメント有難う御座います。そうなんです。子供が食べやすい様にと考えるとこの様な発想になりました。参考になれば嬉しいです。