今回は、チダイ(血鯛)を使った白身魚のカレーライスをご紹介します。
白身魚のフライをトッピングしたカレーライスはお馴染みだと思います。しかし、新鮮な魚が手元にあり、ヘルシーにさっぱり頂きたい時は、焼いた白身魚をカレーライスにあとのせしてみるのはいかがでしょう。
フライにするよりも、ヘルシーで手間いらず。魚そのものの味が楽しめるので、大変おすすめです。美味しい大きな切身をカレーライスにあとのせです。
私流ポイント3つ
- 魚の切身は大きく使う。
- フライパンが冷えた状態で魚の皮目から焼き、キレイに仕上げる。
- 魚はカレーにあとのせで豪快な見た目と味を楽しむ。
今回使う魚はスーパーマーケットで購入したチダイです。私は、チダイの旬は夏だと思っています。なぜらな天然マダイ(真鯛)の味が落ちる時期だから。マダイのピンチヒッターと言ってしまうと、チダイに失礼かなぁ。
今回はチダイと真剣に向き合います。
(最初に断っておきますが、魚の調理方法をメインに紹介していますので、カレーは適当に仕込んでください❤ 我が家は最近、キノコたっぷりが好みです。)
チダイの基本情報
標準和名:チダイ
科:タイ科
生息域:北海道南部以南
旬:10~12月
チダイの豆知識
- マダイによく似た魚であるが、産卵期はマダイが3~6月頃であるのに対して、チダイは9~11月とズレている。
- マダイほど大きくならず、全長30~40cm程度。
- マダイより水っぽく味が落ちるといわれるが、夏にマダイの味が落ちるころに、その代わりとして重宝される。
本日の個体
産地:長崎
体長:21cm(全長27cm)
重さ:370g
価格:398円(1kgあたり1070円)
真鯛(マダイ)と血鯛(チダイ)の見分け方
よく似た2種の鯛ですが、外観の見分け方で分かりやすいのは次の2点です。
- 尾びれの縁が黒っぽいのが真鯛
- エラの縁が血でにじんだ様に赤くなっているのが血鯛
慣れてくると、なんとなく風貌で分かる様になります。真鯛の方が、貫禄がある様に思えます。
調理
チダイに津本式究極の血抜きを施す
(この血抜きは飛ばして結構です。私の実験記録となります。)
スーパーマーケットでしかもパック売りのチダイでありながら、状態が良く、刺身鮮度のチダイと判断できたので、究極の血抜きを行います(少しでも美味しく頂きたい)。また、血抜きの練習も兼ねます。
①動脈切断
②尻尾の骨切断
③ノズル血抜き
④圧迫血抜き
圧迫血抜きで、尾側から血が抜ける事と魚体がパンパンに張っていることを確認しました。(これはうまく行っている感じがする。少しずつ分かってきたかも。)
チダイを捌く
ウロコを取ったら、頭を落とす
お腹の中の内臓を取り除き、歯ブラシで血合いも掃除しました。
水気をしっかり拭き取ったら、三枚下ろしにしていきます。
次に腹骨を削いだら、骨抜きで、血合いの骨を1つ1つ抜きましょう。切り身を半分に切ったら、塩をして10分ほどおきます。チダイは水気が多いので、塩をして身を締めます。
切身は大きいまま使って、白身魚を楽しもう。
白身魚の切身 きれいな焼き方
塩をして出た水分をよく拭き取ったら、
コショウをします。
それでは、切り身を焼いて行くのですが、ここがポイント。
フライパンに薄く油を伸ばしたら、フライパンが冷たい状態から、切り身の皮目を焼いていくよ。こうすると皮が縮まずにキレイに焼けるんだ。
切身を並べたら、冷たい状態から焼いていきます。
全体が白っぽく焼けてきたら、裏返す。
はい、いかがですか?皮が縮まずにキレイに焼けてるでしょ。
「白身魚あとのせカレーライス」仕上げ
ご飯、カレーをいつも通りに器に入れたら、最後にチダイの切身を乗せて完成です。
大きな切身が目立ってる。あとのせだからカレーとの混ぜ具合を調整できるね。
それでは、いただきます。
これなら魚がシッカリ楽しめる!カレーと白身魚の相性も良くて美味しい!
ポイント3つおさらい
- 魚の切身は大きく使う。
- フライパンが冷えた状態で魚の皮目から焼き、キレイに仕上げる。
- 魚はカレーにあとのせで豪快な見た目と味を楽しむ。
まとめ
今回は、チダイを使った「白身魚あとのせカレーライス」の作り方をご紹介しました。新鮮な魚の切身を大きく使う事で、魚そのものの味を楽しみたい場合に最適です。しかも油はほとんど使っていませんので、フライに比べてヘルシーですね。「白身魚あとのせカレーライス」、是非お試しください。
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