今回は、家族で『東京都北区防災センター』を訪れたので、記録と感想を残します。
我が家には小学1年生と5年生の息子がいますが、2人とも防災に興味を持っています。小さい頃から電車に興味を持っていた事、これが発端となって、路線や地図に興味が移りました。日本地図で各都道府県の位置関係が分かると、次に興味をもったのは地震や雷などの天災です。テレビやインターネットでは、各地の状況が日々放映されていますね。子供も大人も同じですが、その怖さが興味や関心に繋がってゆくのでしょう。
『東京北区防災センター』の存在は、長男自身がインターネットで調べてきました。なんといっても、地震体験と煙体験が出来るのが大きな特徴で、それらを体験したいという思いが強くあった様です。長男本人から「行ってみたい」との申し出を受けました。
今回は、子供たちの夏休みの機会を利用して、東京都北区防災センター(地震の科学館)を訪問しましたので、体験記を残します。
東京都北区防災センター(地震の科学館)とは?
東京都北区防災センターは、国の「防災基地モデル建設事業」の一環として、昭和59年11月に開館されたそうです。館内の展示ホールでは、地震対策の学習・地震・煙・初期消火などの訓練・体験が出来ます。また、応急手当講習会・防災講演会なども実施している様ですが、2021年8月現在、コロナ禍で「AEDを使用した心肺蘇生・三角巾・救出救護・簡単なロープワークなど」は中止されている様です。詳しくは公式ホームページをご覧ください。入館料金は無料です。
北区防災センター(地震の科学館) 体験記
※以下の写真は、長男の撮影です。
アクセス等
京浜東北線の上中里駅を利用しました。ここから防災センターまで徒歩で約5分です。駅に地図もありました。特に複雑なルートも無く、分かり易い場所にあると思います。
防災センターに到着しました。建物の全体が撮影できるように、向かいの歩道へ移動してパシャリ📷
地震体験・煙体験
地震と煙の体験は、展示ホール(本館)から通路を挟んだ部屋で出来ます。先ずは展示ホール側に行って、受付を済ませて下さい。体験できる時間を案内してくれます。私達は土曜の午前中に訪れましたが、特に混雑は無く、すぐの次の回に参加できました。地震と煙体験を合わせて所要時間は1時間弱でした。講師の方が、防災の点も含めて、詳しく講義・案内してくれました。
▼これが地震体験ができるブースです。部屋が3つに分かれていますが、この部屋に入ると床が動いて地震が体験できる作りになっています。震度2→3→4→5→6→7と、間にインターバル(解説)を入れながら、少しずつ強度を増す形で体験できました。震度7の凄まじさは、体験していただくとよく分かると思います。
興味深いと思ったのが、この地震体験において、阪神淡路や熊本地震の揺れがプログラミングによって再現されている点です。この2つの地震にどの様な違いがあったのかを体験することが出来ました。同じ震度7といっても、揺れの方向や時間の長さによって、体感が違うことを学べました。
▼次に煙体験です。煙が立ち込めた暗い部屋をどの様にして逃げるべきか、その体験ができました。明かりが無い真っ暗な部屋、迫りくる煙。自宅ならまだしも、知らない建物の場合どうするべきなのでしょう。
以上の地震と煙の体験ですが、私は体験出来て良かったと強く感じました。また息子たちが真剣に指導員の方の話を聞いていたのも、印象的でした。本能的にも、必要な知識であることを感じ取っているのだろうと思いました。説明を担当してくれた指導員の方、貴重なお話を有難うございました。
展示ホール
展示ホール側にも様々な展示がしてありますので、パネルや写真、展示物をゆっくり見ることで、地震や防災に関する知識向上が期待できます。
▼これは阪神淡路大震災後の部屋の様子が再現されているものです。
▼こちらのパネルでは、発生した大地震の履歴を知ることができます。
▼地震のメカニズム等も解説されています。
▼デジタルステーションです。災害時に取るべき行動をシミュレーション出来る様ですが、訪問当日は停止していました。
▼防災に関わる内容です。地域での取り組みや協力もキーワードですね。
▼家庭の中でどういう点に注意し、対策を取れば良いのでしょうか?さまざまなポイントが、実物に記されてあるので分かり易かったです。
▼倒れたブロック塀が再現されています。
▼2階も写真等が展示されています。地震だけでなく、火山の噴火などについても触れられています。
その他、ビデオが視聴できる部屋も用意されていました。訪問当日は、東日本大震災の映像や関係者の方々のインタビューが放映されていました。私たちの家族は、30分くらい見入ってしまいました。
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まとめ
今回は、『東京都北区防災センター』の体験記を残しました。特に地震と煙体験が出来たのは貴重な経験でした。体感することで家具等の転倒が起こること、インフラが経たれる可能性があることが、容易に想像出来ましたので、しっかりとした防災知識と備えが必要だと感じました。
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