今回は、魚の干物で作るペペロンチーノをご紹介します。
干物をパスタに利用します。魚料理の大敵「臭み」には、お酒を使った湯煮で対処します。
干物レシピ、第5弾となりますが、期間を詰めて干物を食べても、意外と飽きないことに驚いています。料理に意識してアレンジを加えたことが1つの勝因だと思います。また購入した干物の質が良かったという点も大きい。
魚料理に飽きが来る1つの大きな原因は、魚の臭みです。臭みを少しでも感じながら食べると、「もう十分。少しの間、魚は遠慮しよう」となってしまいます。臭みをどう抑えるかがカギ🔑ですね。干物では無い場合、
- 新鮮なものであれば、腐敗や臭みの原因となる、エラ・内臓・(出来れば)血を早めに取り除く。そして極力、空気に触れない様にして保管する。
- 調理する際は、下処理で工夫する。
となるでしょう。
干物も同じですね。塩水漬け、乾燥、急冷などに臭みを残さない技術が詰まっています。質が悪くて美味しくない干物は、臭みを感じます。
今回使用する干物は、ごく一般的なスーパーマーケットで購入したホッケです。下処理としては、お酒を加えた水で「湯煮」にして、臭みを取り除きます。
【湯煮で下処理】魚の臭いに対するお酒のダブル効果
- 有機酸成分が、臭みを分解する。
- アルコールが揮発する時に、臭み成分を一緒に飛ばす。
お酒って、すごい👏
干物のペペロンチーノ 材料(1人分)
- パスタ 100g
- 干物(ホッケ) 80g
- ニンニク 1片
- 鷹の爪 1/2本
- オリーブオイル 大さじ2
- 塩(茹で汁用)
- お好みで大葉やイタリアンパセリ
干物のペペロンチーノ作り方
- 干物はお酒大さじ1を加えた沸騰させない程度のお湯で、3分ほど加熱。お湯から取り出して、粗熱が取れたら身をほぐし取る。
- ニンニクはみじん切り。鷹の爪は、ハサミで2mm幅に輪切り。
- 塩を加えたお湯で、パスタを茹で始める。
- オリーブオイルにニンニクと鷹の爪を入れ、加熱を始める。
- ニンニクの香りが立ったら、茹でたパスタと茹で汁お玉1杯分を入れる。
- 最後に、ほぐした干物を入れる。
写真と解説
ホッケの干物はお酒を加えた沸騰させない程度のお湯で、3分程度加熱します。湯煮で使用するお酒には「臭みを分解する有機酸の作用」と「臭みを一緒に揮発させるアルコールの作用」のダブルの臭み消し効果が期待できます。
料理酒のいつも使っているのはコチラの商品。お近くのスーパーでも購入できると思います。
鍋から出して、粗熱が取れたら、身を解し分けます。
はい、こんな感じ。ホッケの様に身離れの良い干物を選ぶと楽で良いですね。
これ以降は、いつものペペロンチーノです。ニンニクと鷹の爪をオリーブオイルで熱して、ニンニクの香りが立ったら、
パスタとパスタの茹で汁(お玉1杯分)をいれ、よく混ぜ合わせる。
最後に干物を投入して、馴染ませたら、、、
干物のペペロンチーノの完成です。
大葉を散らしました。私はパセリより大葉が好き。
それではいただきます。
パスタの茹で汁 以外に塩は使用していませんが、干物に塩気があるので、十分です。ホッケの臭みも感じられず、美味しい。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回は、魚の干物で作るペペロンチーノをご紹介しました。干物を多く冷凍保存しているとか、生魚より干物が安い時などに、アレンジ料理として加えてみては如何でしょうか。今回はペペロンチーノをご紹介しましたが、魚に合うパスタであれば、なんでも干物が使用でしょう。是非お試しください。
こちらの記事もいかがですか?
コメントお願いします(※は必須項目)