今回は白ミル貝の捌き方をご紹介します。料理は、シンプルに刺身と浜焼き。肝はバター焼きで頂きましょう。
白ミル!でお馴染みの白ミル貝ですが、標準和名はナミガイです。貝類の中でもその水管をメインで食べる種類は、ミルクイと今回紹介するナミガイが有名ですね。
ミルクイは別名ミル貝と呼ばれるのですが、こちらは古くから食用として親しまれてきた種類でした。しかし漁獲量が激減したことに伴い、代用品としてこのナミガイが日の目を浴びる様になったのです。そんな中、ミル貝(ミルクイ)と区別するために、このナミガイの事をその色から連想して白ミル貝と呼ぶ様になったのですね。
流通名・・・標準和名
・本ミル・・・ミルクイ
・白ミル・・・ナミガイ(←今回紹介)
白ミルは本ミルに比べて味が劣るなんて言われるのですが、いやいや十分美味しいですよ!捌き方も簡単なので、是非覚えて行ってくださいね。おススメの食べ方は何といっても刺身です!
それではスタート!
白ミル貝 本日の個体
産地:愛知
長さ:約20cm
重さ:1個260g
価格:1060円(キロ2000円)
なんとも面白い風貌ですよね。貝殻に収まり切れてないですからねwww
白ミル貝 捌き方
色んな捌き方がありますが、ここでは私が一番やり易い方法をご紹介します。
①貝柱を外す(スプーンの柄がやりやすい)
②スプーンの柄を通し貝殻に添って貝柱を断ち切る
③貝殻に付いている貝ヒモも添わせて外す
④(貝殻と身が外れた状態)
▼右下の写真の通り、それぞれの部分を簡易的にここでは「水管」「ヒモ」「肝」と呼ぶことにします。先ずは、肝を外します。
⑤水管とヒモの繋ぎの位置に包丁を入れる。
⑥転がすように肝を外し、切り取る。
⑦(「水管+ヒモ」と「肝」が外れた状態)
▼次に肝の処理方法
⑧(桃の様な形の肝)
⑨肝を線に添って縦に割る
⑩(肝を割った状態)
⑪肝に付いたエラを包丁で引き外す
肝の中の黒いゴミは指やスプーンで削ぎながら洗い流します。水気を拭いたら肝の下処理は終わりです。今回はバター醤油で頂きます。
▼次にメインとなる水管とヒモの下処理です。加熱処理をして皮を剥ぎます。特に刺身で食べる場合は加熱し過ぎると固くなってしまうので、注意ください。ヒモの位置を良く加熱したいので先に5秒加熱します。
⑫沸騰したお湯と氷水を準備
⑬先にヒモの位置を5秒加熱
⑭水管も投入し全体をさらに5秒加熱
⑮氷水に取る
▼粗熱が取れたら皮を剥がします。以下、剥がし方の一例です。簡単に外れますよ。
⑯水管の先をつまみ
⑰靴下を脱ぐ様に、皮を引く。
⑱水管の位置を全て剥がしたら
⑲ヒモの位置も剥がす
▼皮が剥がれました。皮は意外とシッカリしているので、これまで失敗したことはありません。簡単です。
白ミル貝 料理
白ミル貝 刺身
▼水管とヒモを使って刺身に仕上げます。
①水管を半分に割る
②(半分に割った状態)
③水管とヒモを切り分ける
④水管を塩揉みし汚れを取る
▼刺身の切り方、盛り付け方はお好みでどうぞ。以下、一例です。
水管は、削ぎ切りにします。
ヒモは細切りにします。
煮沸消毒した貝殻を利用して、この様に盛り付けました。白ミル貝のお刺身の完成です🌟
先ずは水管、いただきます。
コリコリした食感が良いね。磯の香りが鼻を抜けるよ。
次にヒモの部分を頂きます。
あま~い。柔らかさも特徴的だね。これは美味しい!
白ミル貝 浜焼き
浜焼き!と名打っていますが、単にグリルで焼くだけです。
刺身と同じ要領で水管の掃除まで終わらせた白ミル貝。適当な大きさにカットします。
カットしました。
グリルで焼くだけです。冷たい状態から火を点けると、反り返りが少なくて良いです。
焼けましたね。
いただきます。
加熱で歯ごたえがアップしてる。噛めば噛むほど味が出るね。
白ミル貝 肝のバター焼き
白ミル貝は肝も美味しいので、バター焼きにして行きましょう。軽く下茹でを済ませておきました。
バターを敷いたフライパンで両面を焼き上げたら、、、
仕上げに醤油を絡めます。
白ミル貝の肝、バター焼きの完成です🌟
いただきます。
独特な弾力の食感良いね。バター醤油とベストマッチ!
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まとめ
今回は、白ミル貝の捌き方と簡単な料理をご紹介しました。食べ方のオススメは、新鮮ならやっぱりお刺身です!水管とヒモの味の違いや独特の甘みを是非味わっていただきたい。貝好きなら外せないでしょう、白ミル!!!
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