今回は、卵不使用でサクサク美味しい『イワシフライ』の作り方をご紹介します。イワシだけでなく、もちろんアジなどにも応用できます。旨みを逃すことなくサクサクにフライを仕上げていきます。
アジフライも以前記事にしています(上田勝彦さんの提唱された方法を実践したものです)。
マイワシの旬と言えば、夏ですね。今回は、千葉産の大きいマイワシが手に入りましたので、丸のイワシを捌くところから始めます。もちろん、イワシの開きを使っても美味しく頂けますよ。
それではスタート!
イワシフライ 今回のポイント
- 下処理(臭み抜き)は、砂糖で行う
- 小麦粉を水で溶かした、卵なしのバッター液を使う
- フライパン油の高さは1cm程度
- 魚の皮目を上にして1分30秒、下にして30秒で揚げる
1. 一般的には塩で魚の臭み抜きをする場合が多いですが、これは砂糖でも可能です。砂糖にも臭み抜きと脱水の効果があります。塩だと塩味が身に移ってしまいますが、砂糖だと味へ影響しないのがメリットです。ぜひ試してみて下さい。
2. 卵は水分を吸う性質を持ちますので、時間が経つとフライがしんなりしてしまいます。その点、卵を使わなければ、サクサク感が長持ちします。味への影響は、相当敏感な人でないかぎり、卵が入っていないとは気付かないレベルです。むしろ、さっぱり。
3. 魚は皮目に旨みが多くあります。よって、長く加熱して旨みを損ないたくありません。よって、最初に皮目を上にして揚げ始めます。その時に、皮目が沈んでしまわない様に、油の高さは低めにします。
4. 魚の皮目の加熱時間を短くします。旨みを損なわない為です。
本日の個体(マイワシ)
- 千葉産(房総沖)
- 体長(最大)21cm(全長24cm)
- 重さ(5匹)622g
- 価格(5匹)298円(1キロあたり480円)
イワシ捌き方
フライの場合も手開きが良いですね。骨がキレイに取れるし、魚肉のロスも少ないです。
▼手開きの方法は別記事に解説しています。
包丁で腹骨を削いで、この様に仕上げました。
イワシ 砂糖で下処理
脱水と臭み取りは、砂糖で行うのも良い手段です。塩だと、塩味が身に移りますが、砂糖だと味の変化が起こりにくくなります。またコクが出ると評価する方もいます。方法は簡単で、この様に砂糖をイワシに満遍なく振るだけです。
15分後、如何でしょう?かなり水分が浮いてきました。
砂糖を流水で流して、水気をペーパー等で拭き取ります。これで、砂糖での下処理は完了です。
▼関連記事
イワシフライ作り方(写真と解説)
材料はこれだけです。卵はありません。卵無しのバッター液は、小麦粉大さじ8に水大さじ6を加えます。
イワシには両面に塩コショウをして、10分程度馴染ませます。
フライパンに油を1cmの高さ分だけ注ぎ、加熱します。170℃目標です。
バッター液とパン粉を準備。
バッター液にイワシを付けて、
パン粉をまぶす。
バッター液を使えば、作業工程も減らせて便利ですよね。
皮目を上にして、1分30秒程度揚げます。
次に裏返して30秒。
というわけで、イワシフライの出来上がり🎵
いただきます。
外はしっかりサクサク、中はフワフワでジューシー。夏のイワシのポテンシャル、ハンパねぇ。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回は、卵不使用でサクサク美味しい『イワシフライ』の作り方をご紹介しました。サクサク感とさっぱり感から言えば、卵は要らないと思います。皆さんはどうお感じになられるでしょうか?是非、お試しください。
こちらの記事も如何ですか?
コメントお願いします(※は必須項目)