今回は、幽庵焼きの私流アレンジ料理。『幽庵焼き丼』をご紹介します。酢飯と合わせるとサッパリ食べやすく、夏にピッタリ。焼き物のパリパリ感も残して、爽やかさを追求します。いつもの幽庵焼きを、丼もので頂くご提案です。
一般的な幽庵焼きとは、、、醤油:酒:味醂=1:1:1に 香りづけとして柚子(ゆず)の輪切りを合わせ、漬けダレを作ります。この漬けダレにお好みの時間、魚の切り身を付けて味を馴染ませ、切り身を取り出したら、パリッと焼いて出来上がり♬
(こちらは以前紹介したスズキの幽庵焼きの写真)
日本人が大好きな調味料の組み合わせですよ。どう考えても美味しいわけです。この幽庵焼きは、江戸時代の茶人、北村祐庵さんが考えたと言われるレシピ。当時、クックパッドのつくれぽがあったら、気が遠くなるほどの数の「作ったよ!」があったのでしょうね。「魚の漬けダレに柑橘類を合わせたちょっとヤバい奴がいる!」と評判になったことでしょう。
そんな幽庵焼きは私が大好きな料理の1つです。これまで何度と作ってきましたが、今回は「こうしても美味しいかな?」とアイディアが浮かびましたので、ご紹介します。実際に作ってみると、なかなか良いモノが出来ました。完成したのがこちら。
『カマスの幽庵焼き丼』
今回のアイディアと5つのポイントはコチラです。
- 幽庵焼きを丼(どんぶり)にしたら美味しそう。
- 夏にもサッパリ頂ける、酢飯を使おう。
- いつも捨てる漬けダレは勿体ないから、煮詰めてタレに使う。
- 卵が入っていたら、タレに加えて、コクをアップ。
- 魚を煮詰めると煮魚になるので、パリッと焼いた食感は残そう。
カマスの幽庵焼き丼 作り方
本日の個体
スーパーマーケットで購入したパック入りのカマスです。鮮度的には、ギリギリ刺身で食べれるレベル。
産地:長崎
体長:28cm(全長33cm)
重さ:583g(3尾)
価格:500円(1kgあたり860円)
幽庵焼き丼 材料
- カマス3尾
- ☆醤油 大さじ3
- ☆味醂 大さじ3
- ☆お酒 大さじ3
- ☆チューブの柚子 大さじ1/2
- 砂糖 大さじ1
- 酢飯 2合(お好みでゴマを加える)
- 刻み大葉(お好みで)
幽庵焼き丼 作り方
- カマスは3枚に下して、食べやすい大きさに切っておく。
- ☆を合わせて、漬けダレを作って置く。
- ☆の漬けダレにカマスを入れて、20分以上おき、味を馴染ませる。
- カマスの身はグリルで焼く。
- 漬けダレに砂糖大さじ1を加え煮詰める。(卵は膜から出してタレに入れる)
- 酢飯にカマスを乗せたら、タレを掛けて出来上がり。
幽庵焼き丼 写真と解説
カマスは三枚に下しました。これを食べやすい大きさに切ります。
漬けダレを作ります。ゆずはチューブで簡単に。
カマスを漬けダレに20分以上、漬け込みます。お腹の中に入っていた卵も一緒に漬け込みました。
サワラはグリルで焼きます。漬けダレと卵も分けました。
砂糖大さじ1を加えます。また卵は卵膜の中身をタレの中に戻します。卵膜は捨てます。これでタレのコクをアップさせます(贅沢です)。
タレはお好みの濃さに煮詰めておきましょう。
タレの出来上がりです。柚子の香りも残っています。
カマスはグリルでこんがり焼きました。
酢飯を準備。
パリッと焼き上がったカマスを乗せる。
煮詰めたタレを回しかけ、大葉を添えたら、『カマスの幽庵焼き丼』の完成です。
【実食】
カマスは皮のパリパリ感が残っています(狙ったのはコレです)。酢飯とコクのあるタレも良く合って、とても美味しいです。
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まとめ
今回は、いつもの魚の幽庵焼きを丼(どんぶり)にするアイディアをご紹介しました。これから暑くなりますので、酢飯と合わせてサッパリと。焼き物のパリパリ感は残したいので、タレは別で煮詰める方法を取りました。美味しいと思いましたので、ご紹介させていただきました。参考になれば幸いです。
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