今回は、クロメバルを刺身と煮付けで頂きます。実はクロメバルを頂くのは私も初めて。高級魚なんですよね。
クロメバルと聞いてピンと来る方はお魚通じゃないでしょうか。黒いメバルだから黒メバルです。私が思うに、単にメバルと聞くととウスメバルをイメージすることが多いと感じます。ウスメバルはこの子です▼
このウスメバルに比べても、クロメバルは値段がお高いですね。味も良いとされています。どの様な違いがあるのでしょう。確かめてみますね。
今回はクロメバル!真剣に向き合います。
クロメバル 基本情報
標準和名:クロメバル
科:フサカサゴ科
生息域:北海道南部から九州の沿岸各地
旬:冬から春
クロメバル 豆知識
- 目が大きいからメバル(目張)。全長は25cm程度。
- 春の始まる頃に釣れることから春告魚とも呼ばれている。
- アカメバル、シロメバル、クロメバルは単にメバルとされていたが、2008年に別種として分類される様になった。
本日の個体
産地:岩手
体長:22cm(全長26cm)
体高:7.5cm
重さ:630g
価格:806円(1kgあたり1300円)
鋭いトゲには注意が必要です。
この大きな目がメバルの特徴ですね。イケメンですわ。
クロメバル 料理
クロメバル 捌き方
一般的なお魚と基本は同じと考えて良いでしょう。お腹の肉が薄くて腹骨の入り方が独特なので、その点は少し捌きにくいと感じました。ただ骨抜きは使えるので、包丁と併用すると良いでしょう。鋭いトゲが多いので、取り扱いはご注意を。刺すとズキズキ痛みます。
▼ウロコは包丁を使うと取りやすいです。
▼エラの付け根を切って腹を開け、ヘソの位置で内臓を外したら、エラを引っ張って内臓と一緒に取り出します。上手に出来るとこの様に、一緒に外れますね。
▼歯ブラシ等を使って、背骨の下の血合いを掃除しましょう。
▼この様にスッキリと下捌きが終わりました。
クロメバル 刺身(姿造り)
それでは、一匹は刺身用に捌きます。姿造りにしてみましょうか。
▼この位置で両面から包丁を入れます。背骨は落とさない様にして下さい。
▼腹背背腹の順、三枚おろしの要領で包丁を入れます。姿造りにしたい時は、血合い骨は最後に外すのがコツです。先に身を外すと裏が作業しづらくなりますから。
▼最後の血合い骨を外すのが苦手、という方もいらっしゃると思います。そんな時は、キッチンバサミが便利です。
お気に入りのキッチンバサミ。国産のキッチンスパッターと言う商品をレビューしていますので、参考にどうぞ。美しい!国産キッチンバサミ『キッチンスパッター』使用感レビュー
▼この様に三枚に下しました。
▼腹骨を削ぎ取って
▼血合い骨は骨抜きで取ります。
▼竹串を使って、姿造りの土台を作りましょう。
▼片身は皮を引きました。皮はシッカリと硬いので引きやすい。
▼もう片身は、湯通しして、湯霜造りとします。皮を柔らかくしてその味を楽しみたいからです。
▼熱が通り過ぎない様に、氷水に取り、すぐに水気を拭きとります。
▼あとは適当に切って盛り付けるだけですね。
▼クロメバルの姿造りの完成です。
▼いただきます。
ウスメバルに比べると旨みが強く脂ものって美味しいね。
ほのかな磯臭さは残りますが、醤油と合わせると全く気にならなくなります。確かにウスメバルに比べると、味が濃いですね。十分に刺身で楽しめる魚だと感じました。
皮を残して頂くのもアリです。但し皮は硬めなので、今回の様に熱湯や炙りで熱を通すとより食べやすくなります。
クロメバル 煮付け
加熱料理も試してみますね。煮付けて行きます。
▼シッカリと厚みがある体です。背骨に添って、1本飾り包丁を入れます(両面に)。
▼臭みを取る為に、一度湯通しします。これ、やるかやらないかで煮付けの出来が大きく変わるので、是非湯通しして下さいね(メバルに限らず)。全体が白ける程度に熱湯にくぐらせ、、、
▼氷水に取ります。この後、魚体に付いたウロコや血の汚れをシッカリと除いて下さい。
▼魚の半分が浸かるくらいまで水と酒を入れ、砂糖(大さじ3)味醂(大さじ2)醤油(大さじ3)程度で、落し蓋をして煮付けます。煮汁を掛けながら10~15分煮ましょう。お好みで、生姜を入れても良いですね。
▼魚を器に盛り付けたら、お好みの濃さまで煮汁を一気に煮詰めます。
▼クロメバルの煮付けの完成です。
いただきます。
うま~~~い。確かに刺身も美味しいよ。だけど、やっぱりメバルは煮付けが王道だだね。身の食感はト~ロトロ。
メバルの特徴は、加熱しても身が硬くなりにくい事ですね。今回も15分は熱を掛けたのですが、硬くならず、トロトロ食感です。魚の旨みが煮汁に溶け込むので、それもまたグッドポイントですね。子供たちは煮汁をご飯に掛けて食べてましたよ❤
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まとめ
今回は、クロメバルを刺身と煮付けで頂きました。ウスメバルに比べると旨みが強いので、刺身はアリ!と感じました。しかし、、、やっぱり加熱料理のチョイスが良いんじゃないか?というのが私個人の感想です。煮付けは絶品でしたわ。皆さんはどうお感じなられるでしょうか?是非、クロメバル、お試しくださいね。
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コメント一覧 (1件)
はるのじんたさま
きゃー、ご無沙汰しております。
わたしのブログ、覗いてくださり、ありがとうございました。
あなたは初志貫徹でお魚のブログを書いてらっしゃる。
すごーい!
黒メバルはわたしが釣りをしていた、20年近く前には時々、波止で探り釣りに小さいのが掛かったりすることがありました。
でも、多分もう大阪や和歌山の波止にはいないんじゃないかな。
きれいな身のお魚で、小さくても風格がありました。
見つけたら買って炊いてみましょう。