今回は、真鱈とほうれん草のクリームパスタの作り方をご紹介します。
白身魚のクリームパスタなんて有り触れているかも知れませんが、私が工夫するポイントを2点だけお伝えします。
- 真鱈の臭み消しは『砂糖』で行う
- 真鱈はパスタを絡める前に取り出して身崩れを防ぐ
この2つの工夫をすることで、真鱈をメインでしっかり楽しめるパスタを作ります。
それではスタート!
ポイント解説
ポイントの1. は「真鱈の臭み消しは『砂糖』で行う」です。
魚の下処理として塩を振る方法はよく知られていますが、これは砂糖でも行えます。砂糖をするのは塩と同じ原理で、砂糖の浸透圧(水分等を引き出す力)を利用して、身を引き締め、水分と一緒に臭みも除去します。
砂糖は塩に比べて、分子量が大きいので食材に染み込みにくい性質があります。これは私の実感としてもあって、塩処理をしたものにはほんのりと塩味がするのに対し、砂糖処理の場合、甘さを感じません。もしかすると甘さの方が味が弱いからかも知れません。
言いたいことは、砂糖はしっかりと臭みを取ってくれながら、食材の味の邪魔をしないのです。是非、試してみてください。
今回、砂糖をまぶして15分置いた真鱈の身です。身の表面に水分が浮いているし、少し傾けたトレイの角に、水が溜まっているのが分かります。この溜まった水は、真鱈独特の匂いがします。すなわち臭いを除去できたという事ですね。脱水効果としては、塩処理と同じ位の量が出てきます。
ポイントの2. は「真鱈はパスタを絡める前に取り出して身崩れを防ぐ」です。
加熱した真鱈の身はホロホロと解れ易いので、パスタを絡めると、身崩れを起こしてしまいます。真鱈の食感や料理の見た目を良くしたい場合、パスタを絡める前に、真鱈を取り出しておき、後で盛ると美しく仕上がります。さらに身崩れしにくい様に、小麦粉をまぶして、先に表面を焼いておくのも有効的です。
材料(4人分)
- パスタ 320g
- 真鱈 3切れ(250g相当)
- ほうれん草 1束弱
- バター 大さじ1
- 小麦粉 適量
- お湯 1カップ
- 固形ブイヨンの素 1個
- 生クリーム 1カップ
- 細切りチーズ
- 塩コショウ 適量
ほうれん草は既に下茹でしてありますので、最後に加えるだけです。
固形ブイヨンはお湯1カップに溶かしておいて下さい。
作り方
『砂糖』で下処理した真鱈の切り身は、一口大に切って、塩コショウで下味を付ける。
10分くらい味をなじませたら、小麦粉をまぶす。
パスタを茹で始めましょう。
熱したフライパンにバターを敷き、中火で真鱈の切り身を両面焼きます。
真鱈が両面焼けたら、ブイヨンの素を溶かしたお湯を注ぎます。
さらに生クリームを注ぎます。
味見をしながら、塩コショウで味を調えます。
真鱈が煮えたら、ここで取り出します。ポイント2. でしたね。真鱈の身崩れを防ぐ為です。
茹でたほうれん草を入れ、
パスタを馴染ませます。
器に盛って、真鱈をあと乗せします。細切りチーズを散らしたら、クリームパスタの完成です。
真鱈がゴロっと食べ応えあって良いね。魚の臭みなんて全く無いよ。美味しい!
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まとめ
今回は、真鱈とほうれん草のクリームパスタの作り方をご紹介しました。①砂糖で下処理、②真鱈をあと乗せ、にすることで、魚がメインで楽しめるパスタが出来上がりました。是非、お試しください。
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