今回は、人気のまな板「アサヒクッキンカット」 のメンテナンスのお話です。漂白とまな板削りに挑戦します。
業務用でお馴染みの「アサヒクッキンカット」が家庭用でも販売されていることを知り、購入したのが2015年でした。私の場合は、魚を捌く専用のまな板として使用してきました。プラスチックでも木でも無い『ゴム製』のまな板なんですが、これがとっても使いやすいんですよ。
しかも、ウチのシンクにサイズがぴったり☆彡
大活躍してるんです。
しかし、、、ふと思う。
5年間一度もメンテナンスしていない💦
知ってはいるんです。「アサヒクッキンカット」は優れもの。漂白もできるし、傷が付いたら表面を研磨することができる。でも、試したことが無かった。
苦楽を共にした愛用品。今回は、「アサヒクッキンカット」のメンテナンスが出来るのか、検証していきます。検証するのは「漂白」と「まな板削り」です。
それではスタート!
「アサヒクッキンカット」メリット
まな板をメンテナンスしてまで使い続けたいのはなぜか?私が愛用している理由、「アサヒクッキンカット」の良さを並べます。
- 適度な弾力(プラスチック製より柔らかい)
- 包丁を傷つけない
- 食材が最後まで切れる(弾力があり、薄皮などが残らない)
- 傷が付きにくく、水が浸み込まない。衛生的!
- 雑菌、臭いが付きづらい
- ゴムなので食材がズレにくい
- 洗うのがラク
- 熱に強い(耐熱温度100℃)
- 漂白できる
- 削って傷を消せる(衛生的)
これだけの良さがあったら、もう手離せませんよ。
最後に2つ書いた「漂白できる」と「削って傷を消せる」というメリットが本当かどうか、今回試します。
ちなみに、私の思うデメリットは?
- 重い
- 価格はプラスチックより高め
くらいでしょうか。「重い」は、重くて丈夫だから私は好きなのですが、重いのが好きじゃない、という方もいらっしゃるでしょう。
「アサヒクッキンカット」状態
5年間一度もメンテナンスして無いに割には、キレイだと思います。
しかし、近づいてみると、細かい傷が多くあります。また深い傷もあります。魚専用で使っていますので、特に骨を切る時は、出刃包丁の刃の根元で、ガツンと衝撃を与えるわけです。
「アサヒクッキンカット」漂白
ゴム製なのに漂白しても大丈夫なのかな?
公式の取扱説明書にはこの様に書かれてあります。
汚れのひどい時には台所用漂白剤で漂白して下さい。
漂白は使用方法をお守りください。
漂白の結果( Before / After )
実際にやってみました。先ずは漂白結果の写真をお見せします(カメラの撮影設定は変えていません)。
結果は明らか。着色(黄ばみ)が取れ、明るい色に復活しました。
まな板の状態も悪くなっていない。本当に漂白していいんだね。
漂白の方法
使用した道具は次のものです。
- キッチンハイター
- ゴム手袋
- キッチンペーパー
- 樹脂のラップ←写真は撮り忘れ
それでは漂白していきましょう。
①漂白剤を吹きかける
②ペーパーを敷く
③漂白剤をまんべんなく行き渡らせる
④乾燥と臭いが充満するのを防ぐ為、ラップを被せる
この状態で、キッチンハイターの使用説明の通り、30分間漂白しました。
結果はこの通り。傷も目立たなくなるほど、キレイに漂白できました。
気持ちイイ。
コツは、漂白剤をまんべんなく行き渡らせるのが良いです。写真でも若干ムラになっている部分は、ペーパーが浮いていた部分でした。
ちなみに、食品用のニトリルゴム手袋はかなりおすすめです。料理にも掃除にも使えます。使い捨てなので、衛生的です。また、フィット感も良い。薬品や油にも使えてオールマイティ。安くはないですが、何にでもつかえて、活躍すること間違いなし。
「アサヒクッキンカット」まな板削り
本当に表面を削っても大丈夫なのかな?
公式の取扱説明書には2つの方法が紹介されています。
①市販の研磨粒子付きたわしで表面を研磨する
②耐水サンドペーパー#100を使用して水をかけながら研磨する
その後、グレンザーを使ってスポンジの硬い面で洗浄すると購入時の状態に近くなります。
この①②は、どちらの方法が作業しやすく、仕上がりが良いのでしょうね。今回は、この2種類の方法を試します。
合成ゴム専用まな板削りを使う
それでは合成ゴム専用のまな板削りを使って、傷を均していきます。今回使うのは「汚れ取名人」という製品です。クッキンカットをまな板削りとセットで購入する時に付属されているものになります。
ブルーの側は荒目で、ピンク側が細目となっており、細目側で仕上げができる様になっています。耐水ペーパーを幾つか持っている私の推測でいくと、ヤスリの粗さは荒目が#100で、細目が#1000だと思います(あくまでも推定値です)。
それではブルー側(荒目)を使って、削っていきましょう。結構、傷が深いのでどうなることか。
削り始めると、最初のうちは、この様に削りカスが多く出ます。表面の凹凸が多い証拠ですね。
また、途中で目詰まりしますので、時々洗い流しましょう。
時間を決めて、30分間、念入りに研磨しました。中々の重労働です。
最後に5分間、ピンクの細目で均していきます。
この細目の仕上げが、むっちゃ重要ですよ。これをやると、まな板表面の肌触りと水はけが全然違います!すべすべ滑らかぁ。水がべチャッと潰れずに、スッと流れていきます。
それでは実施結果の写真です。荒目30分、細目5分の作業結果となります。
とてもキレイになりました。
どうしても深い傷は修正しきれないのですが、それでも写真には写らないレベルです。大変満足。これなら見た目もキレイだし、衛生的ですね。
本当に表面を削っても大丈夫なんだね。新品に戻ったみたい。
耐水ペーパー#100とジフを使う
それでは次に、耐水ペーパー#100で30分間の荒削り、最後にジフで5分間の仕上げを行います。 我が家には面直し砥石がありますので、耐水ペーパーを面直し砥石に巻いて、使っていきます。
やはり最初のうちは、削りカスが多く出ます。
この様に、シンクに立て掛けると力が入りやすいかも。大変ですが、ゴシゴシ30分間続けます。
仕上げは、ジフです。
5分間、スポンジでこすります。
はい、作業が終了しました。ペーパー#100を30分、ジフの仕上げを5分です。
こちらもキレイに仕上がりましたね。但し、スベスベ感が強いのは、(ジフでは無く)専用のまな板削りを使う方法でした。
次の様な深い傷は、やはりどうしても残ってしまいました。魚用の出刃包丁の傷なので、仕方が無いですね。中央の黒墨みたいなものです。
「専用まな板削り」と「耐水ペーパー+ジフ」比較
今回、2つの方法を比較しましたが、おススメの方法は、
ズバリ「専用まな板削り」を使う方法です。理由は次の通り
- 持ちやすく、作業しやすい
- 細目での仕上げがキレイ
やはり耐水ペーパーを何かに巻き付けて作業するよりは、大きさ的にも専用のまな板削りが持ちやすくて作業がしやすかったです(個人的には、もう少し重い方が良いなぁとは思いますが)。
また、ピンクの細目の仕上がりはとてもキレイなのが嬉しいポイント。目の細かい耐水ペーパーをお持ちなら話は別ですが、今回使用した様な細目ヤスリが付いている「まな板削り」がオススメです。ジフだと研磨剤が細か過ぎて、恐らく相当な時間を掛けないと滑らかにはならないと思います。
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まとめ
今回は、人気まな板の「アサヒクッキンカット」 の漂白とまな板削りに挑戦しました。結論として、「アサヒクッキンカット」は、
- 台所用漂白剤で漂白できる
- まな板削りで傷を無くせる
ということが分かりました。ますます、このまな板の魅力を感じました。
まな板の研磨方法は、合成ゴムまな板専用のまな板削りを使うのがオススメです。仕上げの研磨ができる細目付きがあれば、非常に滑らかな表面に仕上げられ、さらに衛生的です。
まな板の大きさも幾つかありますので、チェックしてみると良いと思います。我が家は3Lを愛用しています。
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