今回は、フィリピンの屋台などで食べられる人気スイーツ「バナナキュー(Banana Cue)」の作り方をご紹介します。
一般的には加熱用として広く知られているサババナナ(Saba Banana)という品種が使用されますが、本場の味を楽しみたいので、実際に通販で購入しました。
日本で売っているバナナでもバナナキューを作ってみたので、味の違いもレポートしていきますね。それではスタート!
バナナキューとは?
バナナキューは、サババナナ(別名カルダババナナ)を揚げ、キャラメル状の砂糖でコーティングしたフィリピンの人気スナックまたはデザートです。バナナは通常、竹串やつまようじに刺して食べるので、外出先でも簡単に食べられます。
バナナキューを作るには、まずバナナの皮をむき、小さく切るか丸ごと残します。バナナを黒砂糖でコーティングし、高温の油でカラメル色になるまで揚げ、カリッとした皮膜を作ります。揚げたバナナは油から取り出し、竹串や爪楊枝に刺して食べます。
バナナキューはフィリピンで人気のストリートフードで、トゥロン(揚げバナナロール)やマルヤ(バナナフリッター)などの甘いお菓子と一緒に売られていることが多いです。また、家庭でも、特に特別な日やお祝いの時に、デザートやおやつとしてよく食べられています。
サババナナとは?そのままの味は?
サババナナは、「カルダババナナ」とも呼ばれ、東南アジア、特にフィリピンでよく栽培されているバナナ品種の一種です。日本のスーパーに売られているキャベンディッシュのような甘いバナナとは異なり、でんぷん質の多い果物で、食べる前に加熱することが多い。サババナナは他のバナナよりも短く、厚みがあり、ふっくらとした角ばった形をしていて、皮も厚いのが特徴です。
サババナナは、トゥロン(揚げバナナロール)、バナナキュー(揚げバナナ串にキャラメリゼをかけたもの)、ジナンガン(焼きバナナ串)など、フィリピンの様々な料理によく使われます。また、茹でたり、潰したり、スープやシチューに使ったりもします。また、サババナナは食用だけでなく、消化促進や便秘解消などの健康効果も期待できるため、伝統医学にも利用されることがあります。
日本でも大手通販で購入できるよ。
今回私が購入したサババナナがこちら!
日本のスーパーで売っている品種と比べて、太く短い形が印象的です。
一本を拡大するとこうなります。
手では皮を開けることが出来ませんでした。取り掛かりに皮の端を包丁でカットすると簡単に剥くことができます。皮は硬く、暑いです。
どんな味がするかこのまま食べてみますね。
ほんのり甘いけど、淡泊な味だね。生で食べるなら一般的な甘いバナナの方が美味しいかも。
これを加熱するとどんな味になるか、楽しみですね~(^^♪
バナナキュー作り方(レシピ)
材料
- 皮付きサババナナ 700g
- ブラウンシュガー1/2カップ
- 揚げ油 2~3カップ
試しにスーパーで買った普通のバナナがどうなるか試してみるね。
作り方
フライパンに油を入れ熱します。
150℃くらいに温まったところで、バナナを投入します。
さらに、ブラウンシュガー(三温糖でOK)を加えます。
熱が掛かっていくにつれて、砂糖が溶けてゆきます。バナナは転がす様にして揚げて下さい。
砂糖が溶けてきた状態で、バナナを転がすと、あら不思議、バナナにカラメル状の砂糖がコーティングされます。
良い揚げ色になったら、出来上がりです。
外はパリパリのバナナキューが出来上がりました!
この様に竹串で刺してあげると、食べやすいですね💛
バナナキュー実食 そのお味は?
それでは早速できたバナナキューを食べてみましょう。
いただきま~す!
美味しい!バナナの風味はするけど、お芋の様な食感にも感じられるよ。日本の大学芋にバナナの風味を加えたイメージ。
これは温かいうちに食べるのが美味しいと思います。ホクホクとして本当に芋の様な食感にも感じられます。
断面はこんな感じ。外側にカラメルがコーティングされているのが分かりますね。
食いしん坊の方は、ダブルでどうぞ。
ちなみに・・・
スーパーに売っている普通のバナナで試してみたのですが、熱を掛け過ぎて溶けちゃいました。味も、甘ったるくなって正直美味しくないです。この結果からみると、どうしてもバナナキューで食べたい場合は、軽く表面をあげたら、砂糖をまぶして食べるのが良さそうです。
やっぱりサババナナが使われる理由があるってことだね。
お子様が食べやすいように小さくカットしてあげても良いですね。
番外編/大学バナナ!?
思い付きで料理してみたら、とても美味しかったのでご紹介します。大学芋ならぬ、大学バナナ!作り方は簡単。大学芋と同じ要領です。バナナの風味と酸味が印象的な南国と和のコラボが楽しめます。作り方はこちらに紹介しています▶南国と和のコラボ!調理用バナナで「大学バナナ」作り方・レシピ・味感想(サババナナ)
フィリピン料理 一覧
当サイトで紹介しているフィリピン料理のリストです。皆さんの参考になると嬉しいです!
チキン アドボ Chicken Adobo | アドボは、酢を使った肉や野菜の煮込み料理。 |
ポーク アドボ Pork Adobo | ポーク(豚肉)を使ったアドボ |
シニガン Sinigang | タマリンドを使用して酸味を効かせたスープ |
シニガン・ガビ Sinigang Gabi | ガビ(タロイモ)入りのシニガン |
シシグ Sisig | 豚の頭やレバーなどの肉の部位を刻んで味付けし炒めた料理 |
カレカレ Karekare | 濃厚なピーナッツソースを使用したシチュー |
カルデレータ Caldereta | 肉、野菜、レバーペーストで作られる煮込み料理 |
ソパス Sopas | 日本のクリームシチューに似た料理 |
フルーツサラダ Fruit Salad | クリームチーズとフルーツを使う定番スイーツ |
バナナキュー Banana Cue | 揚げたバナナをキャラメルでコーティングしたデザート |
チチャロン Chicharon | 豚皮を茹でて味付け、乾燥後、油で揚げたスナック |
チャンポラド Champorado | 甘いチョコレート粥 |
ラッキミー Lucky Me | フィリピンで最も人気のあるインスタント麺ブランド |
タマリンド キャンディ | スイートタマリンドで作ったキャンディ |
スーマン Suman | ココナッツミルクがベースで日本のチマキに似たデザート |
エスパソル Espasol | 米粉、ココナッツミルク、砂糖から作られるスイーツ |
グラマン Mr. Gulaman | 天然海藻エキスから作られたパウダーベースのゼリー |
レチェ・フラン Leche Flan | フィリピンの伝統プリン |
フィリピン食材 | 通販で取り寄せ出来るフィリピン食材をご紹介 |
マニラ旅行記 | 息子と3泊4日マニラ観光。その記録。 |
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まとめ
今回は、サババナナを使ったフィリピン人気スイーツ「バナナキュー」の作り方をご紹介しました。バナナは断然サババナナを使うのがおススメ!ホクホクした程よい甘さのスイーツが楽しめます。皆さんも南国B級グルメ、ぜひお楽しみください。
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