プロの料理人も愛用する食品用脱水シート『ピチット』。これを使うことで料理が簡単に美味しく仕上がるのであれば、家庭料理にも取り入れたい!
というわけで、今回は刺身用の解凍マグロの柵にピチットを使ってみます。
解凍マグロで気になるのは、ドリップ!特にマグロの赤身の場合、このドリップが原因でベチャベチャっとした食感で、臭みも感じてしまうんですよ。
ある意味、ここが『ピチット』の得意分野でしょう。
ピチットは食材から水分と臭みだけを取り除き、旨みをアップさせるという性能を持つのです。
それでは、ピチットを使ったマグロと使わないマグロに違いがあるか食べ比べていきます。
スタート!
結論
いつもの解凍とピチットを使った解凍。その差は歴然。ピチットで1時間包んだ解凍マグロの方が美味しい!という結果になりました。
そのままのマグロは食感がスカスカでベッチョリの水分を感じるのに対し、『ピチット』を使ったマグロは、身が引き締まりネットリした食感が得られました。また、血生臭さも減り、食べやすくなりました。
検証方法と経過
使用する解凍マグロ
近くのスーパーマーケットで購入したお安い「きはだまぐろ(解凍もの)」の柵です。約200gで489円(税込)。このレベルのマグロが美味しく頂けると有難い!そんな思いでチョイスしました。
15.5 x 6 x 厚さ2 cmの柵です。
それでは、比較の為に2つに切り分けました。現時点で半解凍の状態なので、ドリップは出ていません。それぞれ重さは98gです。
サンプル1(そのまま)
1つめのサンプルは、「ピチット」は使用せず、そのままの状態で解凍していきます。解凍条件は室温(20℃)で1時間です。
サンプル2(ピチット使用)
2つ目のサンプルは、「ピチット」を使用します。
この様に「ピチット」をロールからミシン目で切り離し、マグロの柵をシートの上におきました。
「ピチット」を密着させながら、包んでいきます。
はい、こんな感じです。
半解凍状態ですので、解凍も兼ねて、この状態で2つのサンプルを解凍していきます。
解凍後の状態
はい、1時間が経過しました。しっかりと解凍されていますので、それぞれのサンプルを確認していきましょう。
それではピチットを使用しないそのままのサンプル鮪。
お皿を傾けるとドリップが。そうそう、これがいつもの状態ですね。
次に「ピチット」で包んだマグロです。「ピチット」を剥がしていきます。
はい、こんな状態です。マグロの表面がシワシワになって、水分が抜けているのが分かります。ピチットシートは、ブヨブヨになっています。中間層に水分を吸収している為です。不思議ですね。
結果
重さの変化
それでは、キハダマグロ柵の重さの変化を見てみましょう。
1.のそのままのサンプルは、ドリップの分の1gだけ、重さが減りました。
一方、2.の「ピチット」で包んだものは、重さが4g減りました。これだけの量の臭みを含む水分が「ピチット」に吸収されたということです。
食べ比べ
それではメインイベントの食べ比べです。「ピチット」の方が重さが減ったのは分かったとして、美味しいのはどちらなのでしょうか?
先ずは、いつものマグロ。ピチットを使用していない、刺身です。
なるほど。いつもの味ですよ。値段相当の味。どうしてもスカスカ感が否めない。もちろん、マズくはありません。
次に「ピチット」で1時間包んだマグロの刺身です。いただきます。
違いがハッキリ分かるよ。ねっとり感が増してるね。
本当にそう。水分が抜けているので、スカスカ感と血生臭さが少なくなって、食べやすくなりました。明らかにグレードアップしているのが分かります。
これだったら「ピチット」を使う意味はあると思います。
この柵であれば、もう少し脱水しても美味しいかも知れない、と感じました。「ピチット」で脱水する時間を長くするか、ピチットシートの使っていない面への巻き直しを途中に行っても良いかもしれません。その方が脱水スピードが速くなるものと思われます。
筆者のピチット愛はこちらの記事にぶつけています。
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まとめ
今回は、解凍キハダマグロの柵を「ピチット」で脱水すると美味しくなるかの検証を行いました。効果は、明らか。マグロの生臭さが減り、食感も良くなりました。これだけの効果が得られて、使い方が簡単というのは嬉しいですね。「ピチット」で楽しみが増えました。
▼ピチットシート カテゴリーの記事一覧 – よちよちエクスプレス
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