今回は、調理用脱水シート『ピチット』を使う、イワシの一夜干しの作り方をご紹介します。『ピチット』を使えば、ご家庭の冷蔵庫でスペースを取らずに干物が作れちゃいます。参考になると嬉しいです。
ピチットとは?
『ピチット』は、食品用の脱水シート。魚料理であれば、魚の身を包むだけで、水分と臭みを取り除き、旨みを凝縮してくれる優れものです。今回の様に、捌いた生魚を一晩包めば、冷蔵庫で干物も作れます。
本日の個体(マイワシ)
種類:マイワシ
産地:鹿島(茨城)
体長:19cm(全長:22cm)
重さ:3尾で290g
価格:3尾で198円(キロ680円)
イワシの捌き方比較(背開き・腹開き・手開き)
本文とは関係ないのですが、せっかく3尾いますので、捌き方を変えてみたいと思います。包丁で背開き、腹開き。包丁を使わない手開き。この三種類です。
【包丁・背開き】
【包丁・腹開き】
【手開き(腹開き)】
出来上がりはこの様になりました。全ての方法で、背骨を取って、腹骨を削ぎ取りました。
手開きが一番早くて簡単だね。イワシの手開きは、絶対に知っておくべき調理方法と再確認したよ。
本題とは関係なく、捌き方3種を比べてみましたが、イワシの手開きって優秀な調理方法ですよ。
- 包丁使わない
- 身が多く残せる
- 小骨の一部が背骨と一緒に取れるから手数がへる
悪いところが見つからないですね。是非、覚えておきたい調理方法です。
こちらも参考にどうぞ。
『ピチット』でイワシの一夜干し 作り方
水1カップに塩大さじ1の割合の塩水を作ります。ここでは、3カップ分を作りました。
イワシをお好みの時間漬けましょう。20分くらい。
漬け終わったら、ペーパーで水気をよく拭き取ります。
ここで『ピチット』の登場です。
使い方は簡単。
密着させて包むだけですね。
この状態で、冷蔵庫の中に一晩置きましょう。
冷蔵庫にスペースが無ければ、この様に重ねてしまっても問題ありません(少しイワシが潰れるけど)。このコンパクトさが『ピチット』の良さですよね。本格的に干すとなると、場所が取られますからね。
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一晩 経過
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それでは、一晩が経過しました。正確には18時間後となります。いい感じです。
『ピチット』をめくって観察。表面は乾いています。
裏返すと、皮もシワシワになっている事が分かります。
参考に重さの変化もお示しします。3匹合計で言うと、元々152gだったものが、125gになり、27g(18%相当)の水分が減少しました。
水分と共に、分子量の小さい臭み成分も除去してくれるのが『ピチット』の特徴です。
▼『ピチット』を見る▼
待ちきれないので、焼いていきます。この薄さなら、フライパンが良さそうですね。魚をフライパンで焼く場合は、「クックパー フライパン用ホイル」が便利です。油が要らないし、焦げ付かない。
▼クックパーを見る▼
裏返します。油を引いていないのに、皮が破れていませんね。クックパー、すごい。
光沢のある皮も綺麗なので、この様に盛り付けました。
いただきます。
うま~い。臭みなんて全く無いね。脂がノッてて美味しい。塩水の漬け時間20分も絶妙だね。ちょうど良かった。
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まとめ
今回は、『ピチット』を使って自宅で簡単に出来るイワシの一夜干しの作り方をご紹介しました。『ピチット』なら場所を取らず干物が出来ますね。密着式で衛生的なので、1日とは言わず、数日そのまま冷蔵庫で保管しておくことも可能です。時間があるときに干物を準備して、あとで食べる。待ち時間もワクワク楽しいですよ。
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