今回はプロの料理人も愛用する「ピチット」を使って、ブリの切り身を冷凍保存のテストを行います。1週間後に解凍して、料理に使用しますが、「ピチット」を使用すると本当に美味しい状態を保つのでしょうか?料理はブリと筍の炊き込みご飯を作ります。
「ピチット」の公式ページよると、このピチットシートは冷凍にも解凍にも適していると記載があります。その理由についての記述を公式ページより引用します。
冷凍しながら臭みを取り除き、解凍時のドリップも抑えることができるんですね。食材の表面に霜が付かないことから、冷凍焼けを抑えることが出来るというのも嬉しいポイントです。美味しい状態を保つんですね。
さてさて、これを鵜呑みにするつもりは無いんです。実際に、ブリの切り身を冷凍・解凍して確かめてみましょう!
「ピチット」でブリの切り身の冷凍と解凍
今回使用するのは、スーパーで購入した何の変哲もないブリの切り身です。大分産の養殖ブリですね。
切り身の1つをピチットに包んで、1週間冷凍していきます。
ミシン目で切ったピチットシートで切り身を包みます。ただそれだけです。包む前の切り身の重さは、86gでした。
はい、この様な感じで包みました。シートを密着させる様にするのがポイントです。接している面から水分や臭みを除くんですね。この状態で冷凍します。
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一週間後
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1週間が経過し、ブリの切り身を解凍しました。
解凍方法は、冷凍庫から冷蔵庫に移し6時間の緩やかな解凍を行いました。身の状態はどうなっているでしょうか?それでは開封します。
はい。こんな感じ。脱水はされていますが、干物の様な表面のカサカサはありません。しっとりした状態を保っています。
【解凍後の状態】
- 臭み:全くなし
- 変色:殆どなし。写真の通り血合い位置に若干はあり。
【重さの変化】
- 元々の重さ:86g
- 解凍後重さ:82g
- よって、重さの減少は4g(約5%)。
この重さの減少分だけ、切り身から水分や臭み成分を取り除いたという事になります。
炊き込みご飯を作るために、血合い骨の残りはキレイに取り除きます。
切り身を包丁で切った断面はこの様な感じです。冷凍していたとは思えない美しさですね。もともと脂のノリの良いブリなので、脂によってシットリした身質を保っていること考えられます。また凍った状態で脱水されることはありませんので、ある程度の水分量は保っているものと考えられます。
一度冷凍したとは思えない切り身だね。臭みもない。美味しそう。
解凍したブリで作る炊き込みご飯
解凍後の状態から、料理に使用して全く問題ないと判断しましたので、美味しく頂くことに注力します。筍ごはんの素を使って、炊き込みご飯にしていきましょう。
材料は、筍ご飯の素、ブリ、えのき茸、長ネギです。
ちなみに、この「筍ごはん」の素、我が家では常備しています。理由は、子供たちが大好きで、ご飯をたくさん食べてくれるからです。
穂先を多く使ってるから食べやすいんですよ。味付け用の調味液も含まれていますので、水を規定量足すだけで、すぐに炊くことができます。今回の様に、好みの具材を加えるとさらに美味しく仕上がりますね。
それでは、 お米の上にブリなどの具材を載せて、炊き込みご飯モードで炊いていきます。簡単ですね。
はい、炊き上がりました。ブリの心地よい香りが、食欲をそそります。わかります?蒸された魚の良い香り。
それではいただきます。
魚の風味がしっかりしてる。ブリが柔らかくて美味しい!
解凍後の切り身の状態を見た時に、予想した通りです。全く臭みは無く、とても贅沢な炊き込みご飯となりました。
魚の冷凍保存にも使える「ピチット」。恐るべし。
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まとめ
今回は、プロの料理人も愛用する「ピチット」を使って、魚の切り身を冷凍保存するテストを行いました。1週間後に解凍し、炊き込みご飯を作りましたが、大変美味しく仕上がりました。一度冷凍したとは思えないブリの身質を保ちました。「ピチット」は魚料理の強い味方ですねぇ。
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