今回は、富士山の麓の良質な水で育てられた養殖ニジマス(サーモン)を刺身で頂きます。
淡水魚って、生で食べれないイメージがあるけど、大丈夫なの?
餌や飼育環境が整った生食可を謳う養殖の淡水魚であれば、問題ないよ。
そうなんです。昔は寄生虫や鮮度落ちの観点から生食では頂けなかった淡水魚ですが、刺身でも食べれる様に環境を整えられた魚であれば、今は問題なく頂けます。専門の養殖業者さんが徹底管理のもとで、提供してくれるのです。全国養鱒振興会のページに「安心の生食」という記事がありますので、興味があればチェックして下さい。
今回取り扱うニジマスも、刺身で食べれるというイメージは無いかもしれません。ただ、ニジマスといっても、純粋なニジマスではありません。あるサーモン品種との交配がされています。養殖では、この品種の交配をさせることによって、それぞれの良さを兼ね備えた強くて美味しい種を産むことができます。例えば、病気に強いとか、肉質が良いとか、育てやすいという特徴を持たせることが出来るんです。技術の進歩、すごいですよね。
国内の「ブランドサーモン」とか「ご当地サーモン」なんて耳にしたことがあるかもしれませんが、そのほとんどが交配種で、養殖サーモンです。
今日、魚市場で見つけたのがコチラ。
静岡県富士宮市の富士養鱒漁業行動組合さんから届いた魚の様です。素人目に見て、外観はほとんどニジマスに見えます。刺身用を強調してますねwww もちろん刺身で頂きます。実は私もこの品種は初めてです。
今回は養殖ニジマス!真剣に向き合います。
本日の個体(養殖ニジマス)
産地:静岡
体長:27cm(全長30cm)
重さ:2尾 600g
価格:2尾 960円(1kgあたり1600円)
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養殖ニジマス(サーモン)の調理と実食
養殖ニジマス(サーモン)の捌き方
とにかく体表面にヌメリが多いので、手を滑らさない様に注意が必要です。軍手やタオルがあると良いですね。骨は柔らかいので、出刃包丁は無くても大丈夫。三枚おろしは、この位の大きさなら、大名下しで行います。サーモン系は身の付き方が平らですからね。
①ヌメリとウロコを落とす(包丁がやりやすい)
②頭を落とす
③内臓を掻き出す
④血合いを掃除する
次に三枚下しにして、刺身用の柵に仕上げます。
⑤大名下しで身を外す
⑥(三枚に下した状態)
⑦腹骨をすく
⑧小骨を骨抜きで除く
以上の様にして、皮付きの柵としました。身色はほんのり薄いピンクといった所でしょうか。美しいですね。サーモンの様な力強いオレンジではありません。
養殖ニジマス(サーモン)刺身
それでは、皮を引きます。皮はしっかり強いので、簡単に引くことが出来ます。ただ、滑りやすいので、皮を布やペーパーで持つと作業はしやすくなります。
はい、皮が引けました。
刺身は2種類、盛り付けます。1つは頭と尻尾をキレイに掃除して使用。頭はエラ等のゴミを取り除いています。刺身の切り方は、削ぎ切りにします。
はい、出来上がり。我が家は小学生の子供もいるので、出来るだけ魚は風貌を見せる様にしています。この魚を食べているという、イメージが持てますね。
同様の削ぎ切りで、2つめは丸いお皿に盛り付けました。
それでは、肝心のお味は如何でしょうか?いただきます。
う~っ、うまいっ!独特の旨みと香りが絶妙なハーモニー♪これはクセになるね。また食べたい!
脂も程よくて、刺身でたくさん食べれるタイプの身質。我が家の家族4人、「とても美味しい」で意見が一致しました。リピート必須ですわ。
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養殖ニジマス(サーモン)出汁茶漬け
刺身で出た切れ端は、出汁茶漬けにするのがおススメです。今回はお気に入りの出汁パック「茅乃舎だし」を使います。
出汁パックの中の粉を取り出し、
お湯で溶く。
ニジマスの刺身と砕いた煎餅を乗せたご飯へ、出汁を注ぎます。
簡単に出汁茶漬けが出来ました。
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お腹に優しいお茶漬けだね。ほっとするよ。
「茅乃舎だし」は簡単に本格的な出汁が取れるのでおススメです。アゴ出汁がベースですよ。レビュー記事も書いているので、良かったら参考にして下さい。
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まとめ
今回は、富士山の湧き水に育まれた養殖ニジマス(サーモン)を刺身で頂きました。ちょとこれは想像以上の味でした。サーモンって美味しいですけど、モノによっては脂が強すぎるんですよね。その点でこの品種はスッキリしていてとても食べやすく、私は満点を付けたい美味しい刺身でした。養殖ニジマスのお刺身、機会があれば是非試してみてください。
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