今回は、JR西日本が手がけるアニサキスの心配がいらない鮮魚サバ『お嬢サバ』を自宅で捌いて、刺身で頂きます!
サバと聞くとアニサキスが心配だけど、素人が生で食べて大丈夫なの?
大丈夫、お嬢サバですから!
ちょっと可愛いブランドネーミングに笑ってしまいそうになるのですが、『お嬢サバ』で間違いありません。
だって、周囲の環境や食事までを管理して、陸上の水槽で、大切に大切に大切に育てられているんですよ。悪い虫が付かない様に育てられた、箱入り娘。べっぴんさんのお嬢サマ、いやいや、お嬢サバ!間違いないですよね。
今回は、鳥取県のブランド魚『お嬢サバ』を鮮魚で取り寄せましたので、実食レビューします!陸上養殖のサバ、どんな味がするのでしょう。とても楽しみです。
それではスタート!
『お嬢サバ』とは?
JR西日本が鳥取県と連携して養殖している安心して生で食べられる真鯖です。養殖から得たサバの稚魚を、陸上の水槽で、ろ過した地下海水を使って育てています。これによって、寄生虫のリスクを最大限取り除いているのがその特徴です。
たしかに海で養殖すると寄生虫のリスクが残っちゃうね。だから陸上でろ過した海水を使っているのか。凄いこだわりだね!
(画像提供:ポケマル )
地下海水なんて聞いたことないよ。簡単に汲み取れるモノのかな?
簡単ではないよ。実は生産者さんは井戸掘りの専門業者でもあるんだ。そのノウハウが存分に活かされているよ。
その通り!このサバの生産者は㈱タシマボーリングさんで、井戸工事の専門業者なんです。高品質の飼育海水にこだわる時に肝心なのが、その海水を安定的に汲み取れる水脈を見つけることと、それを汲み上げる技術。陸上養殖といっても奥は深く、厳選された場所と一朝一夕には得られないボーリング技術によって成されていると言っても過言では無いでしょう。
また、地域の雇用を生み出す事もこのプロジェクトの目的されています。そんな新たな挑戦、本当に頭が下がりますね。日本が誇る技術に成長して欲しいと思いますし、消費者が手に取る事がその手助けになるのだろうとも感じます。
『お嬢サバ』値段
私は人気の産直ECサイト「ポケマル」で購入しました。
~2022年7月現在~
1尾(約250~300g)で1900円(税込)です。
(これにプラスで送料とクール代が掛かりました)
『お嬢サバ』到着、開梱
予定通りの時間にクール宅急便で届きました!今回はポケマルを使用しましたが、発送時にもポケマルサイト内で生産者さんからメッセージが貰えて、まったくストレスなく受け取ることが出来ました。
蓋オープン!生産者さんからの嬉しいメッセージとお目当ての『お嬢サバ』。氷も溶けておらず、冷たい状態を保っていました。
うゎめっちゃ美人やん❤
梱包状態は、袋に入った氷の上に緩衝シートが敷かれ、その上に『お嬢サバ』が載せられていました。さらに魚体にもシートが掛けられて乾燥を防ぐ方法でした。とても丁寧な梱包で大満足です!
『お嬢サバ』の外観チェック
兎に角、鮮度が良くて綺麗な真鯖です。
体長:26cm(全長30cm)
体高:6cm
重さ:340g
とても綺麗な鯖ですね。触った時に一番特徴的だったのは、体のヌメリです。私がこれまでに買ったことのあるサバの中で最もヌメリが強いと感じました。これは漁獲や輸送の途中で体表が擦れてない、大切に扱われてきたことの現れでしょう。
真鯛とは違って、鯖って天然と養殖の区別が分かりにくいですね。背中の模様もクリアでキレイ。模様の美しさも鮮度と関係します。
お腹も胴体も張りがあって、新鮮そのもの。これは期待できます!
『お嬢サバ』を捌く
刺身で食べれる鯖ですから、刺身で頂きますよ!姿造りっぽく作ってみましょうか。それでは捌いて行きます。体表のウロコとヌメリを包丁で削ぎ取ります。この包丁に付いたヌメリ、見て下さい。私、鯖でこれだけ体表が保護されている個体、初めてです。
お腹の中はこんな感じ。溶けることなくシッカリしています。キレイです。
捌いていても臭いが気にならないよ。これも特徴の1つと言えるね。
首元で背骨が切断されていました。活〆された跡です。活〆と血抜きを同時に行うことで鮮度を保って出荷してくれていることが分かります!
サバの外観を傷つけずに活〆してくれているのは、素晴らしい配慮だと思うよ。
お腹の中を掃除しました。見た目だけで、脂がノッるのが伝わってきますね。これは間違いなく旨いだろ。
こちらが取り出したワタ(内臓)です。ちょっと意地悪かもしれませんが、本当にアニサキスがいないか、ブラックライトでチェックしてみますね
内臓を全体的に見まわしましたが、アニサキスは見つかりませんでした。
【関連記事】汎用ブラックライト波長365nmにアニサキスは反応するか検証 – よちよちエクスプレス
それでは、三枚に下していきます。姿造りにしたいので、頭は残したまま捌きますね。捌く傍から包丁にべっとり脂が付きますよ。
はい、三枚に下しました。
身の方もブラックライトでアニサキスチェックしましたが、影も形もありませんでした。
ご覧ください、このキレイな身。くすんだ場所なく、鮮やかで美しい。
刺身用に皮を剥ぎました。それでは姿造り用に盛り付けていきます。
『お嬢サバ』刺身(姿造り)で実食
お皿に盛り付けたら『お嬢サバ』の姿造りの完成です!自宅で鯖の刺身が安心して食べれるなんて、夢の様なひと時です❤
我慢できない、早速いただきます。
うまーーーい!臭みや苦みのカケラも感じないね。期待通りの旨みと充分な脂で、トロける様なサバだ。陸上養殖の技術ってここまで進んでるんだね。おどろいた!
自宅で安心して新鮮な鯖の刺身が食べられるのは嬉しい限り。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回は、鳥取県から取り寄せた陸上養殖で育てられた鯖『お嬢サバ』を刺身で頂きました。アニサキスの心配がなく自宅で鯖の刺身が食べられるというだけでも嬉しいのに、そのお味も抜群でした!こんな技術が日本にあるなんてとても嬉しいし、魚の生食文化を未来まで続けていくために、是非これからも生産者さんに頑張って欲しいと思いました。我々消費者は、食べて楽しんで応援しましょう!!!
こちらの記事も如何ですか?
コメントお願いします(※は必須項目)