今回は、魚の干物のアレンジ料理をご紹介します。干物で作る煮付け(煮魚)は如何でしょうか?
煮付けの為に干物を買うことはしないかもしれませんが、ストックしている干物のアレンジとして、煮付けを活用することが出来ますので参考にして下さい。干物のアレンジ料理の1つに煮付けを加えてみては如何でしょうか?
干物で煮魚を作るには、少しポイントがありますので、その辺りもお伝えします。美味しい『干物の煮付け』を目指して、ちょっとしたコツを。今日は広告の品でお安く金目鯛の干物をゲットしましたので、これを煮付けにアレンジして行きます。
それではスタート!
「干物で煮付け」ポイント
干物で煮付けを作る際の注意点(ポイント)は次の通りです。
- 湯通しで臭み取り
- ウロコは丁寧に取り除く
- 醤油は少なめに
干物の表面についている脂などの成分は、空気で酸化して臭みに変わりやすい性質があります。もちろん焼くと気になるものではありません。しかし、煮付けにする場合は、その臭みが残ってしまう事がありますので、湯通しして臭みを除去するのが良いでしょう。
また湯通しは、ウロコを取り易くするのにも役に立ちます。干物として売られている魚は、ウロコが残っていたり、そもそも取っていなかったりする場合が多いです。ウロコが残っていると煮物では口当たりがかなり悪くなりますので、ウロコは掃除をしましょう。先の湯通しによって、ウロコは取り易くなります。
干物は一般に塩水に漬けて干すという作り方がされていますので、既に塩分を含んでいます。よって、いつもの煮付けよりも醤油の量は少な目としましょう。
「干物で煮付け」本日の魚(金目鯛)
今回使用するのは、近くのスーパーマーケットで買った金目鯛の干物です(広告の品www)
魚種:キンメダイ(金目鯛)
状態:冷凍モノでは無い
体長:21cm(全長:25cm)
重さ:2尾で300g
「干物で煮付け」材料(2尾分)
- 干物2尾(計300g)
- 砂糖 大さじ2
- 味醂 大さじ2
- 醤油 大さじ2
- 酒と水:干物が半分浸かる程度
- 生姜 お好みで(今回は不使用)
- 白髪ネギ
「干物で煮付け」作り方
- 干物を沸騰直前のお湯で全体が白けるまで湯通しする
- 干物を冷水に取り、ウロコ等の汚れを除く
- 干物を鍋に入れ、干物が半分浸るまで水と酒を加える
- 砂糖、味醂を加え、中火に掛ける
- 沸騰したらアクをすくう
- 醤油を加え、落し蓋をして5分煮る
- 落し蓋を外し、煮汁を回し掛けながら、さらに5分煮る
- 干物を器に盛る
- 煮汁はお好みの濃さに煮詰めて、魚に回し掛ける
- 白髪ネギを添える
「干物で煮付け」写真付き解説
まず最初に、沸騰直前のお湯で干物の全体が白けるくらい湯通します。5~10秒くらいが目安。グツグツと沸騰させると旨みも抜けるし、身が崩れてしまいます。優しく湯通ししてゆきます。
湯通しが終わったら、冷水に取りましょう。
冷水取ったら、(面倒ですが)特にウロコを中心に汚れの除去をします。干物だとウロコが全く取られていない状態で売られている場合もありますので、地道に除いて行きます。魚の皮がズルっと剥けてしまう場合もありますが、そこは仕方が無い部分だと思います。煮付けなら口当たりを優先したいのが、その理由です。
鍋に汚れを取った干物を並べ、水とお酒を併せて注ぎます。その量は、干物が半分浸かる程度とします。私は水:酒=2:1が好みです。砂糖、味醂も加え、中火に掛けます。
沸騰したらアクが出ますので、除きましょう。魚のアクは舐めてみると分かりますが、苦みと臭み成分です。この料理に限らず、丁寧に取り除くことをおススメします。
落し蓋をして、クッキングペーパーやアルミホイルを被せ、5分くらい煮ます。沸々と沸騰するくらいの火加減です(マイルドに)。
落し蓋を外したら、醤油を加えます。
煮汁を回し掛けながら、さらに5分程度煮てゆきましょう。
これで干物が煮魚に生まれ変わりました。ここからは盛り付けと仕上げです。
魚は、先に器に移します。
お好みで、煮汁を煮詰めましょう。トロミと味の濃さをお好みに調節してください。(魚を先に取り出すのは、加熱し過ぎない様にする為です。身が硬くなるのを防ぎます。)
煮汁を回し掛け、白髪ネギを添えたら、『干物の煮付け』の完成です。
いただきます。
加熱も短いから硬くなってはいないね。金目鯛の煮付けとして違和感ないよ。うんうん、美味しい。
その他の干物のアレンジ料理については、こちらの記事にまとめていますので、よろしければ参照ください。
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まとめ
今回は、干物のアレンジ料理として、煮付け(煮魚)の作り方をご紹介しました。「湯通し」「掃除」の工程を入れると、臭み無く美味しく頂けます。干物の気分転換のアレンジ、煮付けでもお楽しみください。参考になると嬉しいです。
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