今回は、ベトナム産サトウキビを捌いて頂きます。
サトウキビなんて普段見かけることはありますか?
私の住む関東地域でも中々お目に掛かれることは出来ません。そもそも食べ方なんて知らない方が多いのではないでしょうか。砂糖は売っている粉末を購入して調味料として使うもの。一般的には食べ物の1種というよりは、調味料の1種という位置づけだと思います。しかし生のサトウキビを食べたことのある方なら知っている、そのフルーツ感。見た目のイメージより水分は多く、甘くてジューシーなんですよね。
さて、そんなサトウキビなんですが、今日たまたまスーパーに置いてありました。ベトナム産のモノ。めずらしいですね。
売られているサトウキビを目の前に、とっさに頭をよぎったのは、我が家の息子2人(10才, 6才)がこれを食べたことが無い事実!
食べさせてあげたい。
食育の題材としては、もってこいでしょう。いつも口にしている砂糖って何?って話ですから。興味を持ってくれれば嬉しいなぁと思う親心。興味が無くたって、経験値を増やしてあげましょう。モノの成り立ちを知る、大切な教養だと思います。
それから、もう1つ。ベトナム産というのも興味がありますね。どんな味がするのでしょう。もちろん生で頂きます。皮を剥いてしゃぶりつく、ただそれだけです。
それではスタート!
本日の個体(サトウキビ)
ベトナム産のサトウキビです。沖縄のものに比べると、黒に近い褐色ですね。沖縄産だと竹の様に青いものを想像します。(これに関しては詳しく無い為、個人のイメージです)
産地:ベトナム
重さ&長さ&直径:
①376g & 41cm & 3.7cm
②208g & 41cm & 2.5cm
価格:①と②の合計で200円(安い!)
これだけ安いのは、正直な所、売れ残り品だからだと思います。関東でサトウキビが売られていても、馴染みが無さ過ぎて買う人は少ない様に思います。
ちなみにサトウキビの産地をランキングすると次の様になります。
1位 沖縄県 (シェア≒60%)
2位 鹿児島県(シェア≒40%)
この南国の2県でほぼ100%のシェアとなっています。これはイメージ通りでは無いでしょうか。
さらに世界に目を向けると
1位 ブラジル
2位 インド
・
・
・
24位 日本
となっており、1位ブラジルの生産量は日本の約50倍。これも想定の範囲内ですね?日本人の砂糖消費量が少ないことも大きな一因だと考えられます。日本食=ヘルシーと言われますよね。
話を戻します。
サトウキビの捌き方
先ずは皮を剥いていきます。歯が強くて慣れている方は、噛みついて剥くのでしょうね。それも醍醐味かも知れませんが、ここでは包丁を使います。
サトウキビを立てた状態で包丁を入れ、上から下に皮を剥いていきます。
包丁の下に手を置くのは大変危険です。この様に、片方の手は包丁の上に添えて、皮を切り進めて行きます。
皮を剥ぎ終わったら、食べやすい大きさに切っていくのですが、この「節(せつ)」は硬い部分になりますので、私は取り除きます。
節を切り落としていきます。
この方向も硬いので気を付けて下さい。出刃包丁に持ち替えてみましたが、かなりやり易かったです。出刃がこんな所で役に立つとは。
はい、節を外して切りました。
あとは食べやすい大きさに切るだけです。繊維に沿って切ると、裂ける様に簡単に切り分けることが出来ます。
こんな感じですね。
サトウキビの食べ方は、噛み締めて甘い汁を吸っていきます。口に残る繊維は食べられませんので、捨てますよ。
とっても甘い。これはフルーツだね。このサトウキビは、リンゴの風味に近いと感じたよ。
我が家の息子2人(10才, 6才)はサトウキビ初体験。 砂糖の原料がこのサトウキビであることに驚いていました。また、他には無いこの不思議な捌き方と食べ方に興味津々、台所で捌き方を観戦してくれましたよ。もちろん、チュウチュウ吸って完食です。美味しい!と喜んでいました。
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まとめ
今回は、ベトナム産のサトウキビを捌いて頂きました。サトウキビなんて、なかなか手に入る機会は無いかも知れませんが、子供に対しては食育の良い材料だと感じました。こんな植物から普段食べている砂糖が出来上がるなんて、とても面白いですよね。
沖縄産のサトウキビなら取り寄せも出来ますので、食卓の話題にしてみるのも良いと感じます。一生に一度は経験しておきたい食材です!
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