今回は、スズキを使った「幽庵焼き」の作り方をご紹介します。
併せて、冷凍保存と解凍の方法もご紹介しますので、魚を保存する方法の1つとして参考にしていただければ幸いです。冷凍すれば2週間くらいは保存が効きますよ。
ところで幽庵焼きの「幽庵」って何?と疑問に持たれるかもしれませんが、これは江戸時代に近江の国の茶人であった、北村幽庵が考案したため、その名前が付けられたと言われています。
幽庵焼きはどんな白身魚も使えます。もちろん、切り身で買ってきたものを調理することも可能です。
今回は、宮城県石巻市から取り寄せした、一尾のスズキを使用します。
それでは、スタート!
本日の個体
産地:宮城県石巻市
体長:30cm(全長36cm
重さ:365g
調理
スズキを捌く
カマは残して、二枚に下しました。ヒレはキッチンバサミで切りました。
4人分に切り分けます。
スズキの幽庵漬け焼きの作り方
材料
- スズキの切身
- ☆酒:味醂:醤油=1:1:1
- ☆チューブのゆず
- 塩 適量
作り方(味付け→冷凍→解凍→焼く)
- スズキの切身には塩をして10分程度おき、水分が出たら、キッチンペーパーで拭いておきます。
- ☆の調味料を合わせます。
- プラスチックバックに切り身と☆のタレを入れ、切り身にタレが回る様に、出来るだけ空気は抜いておきます。お好みで30分~数時間冷蔵庫で味を馴染ませます。
- バックからタレを抜いて、冷凍庫に保管します。これで2週間くらいは保管可能。
- 解凍は、氷水で行います。1時間くらいで解凍できます。
- グリルで焼いて、出来上がり。
写真と解説
☆の調味料を合わせます。最近は、きざみゆずのチューブが売っているので、便利です。ドレッシングに合わせてサラダなどにも使えます。
タレにゆずを合わせます。チューブのゆずであれば、ガツンとした香りは少ないので、多めに入れてもらっても大丈夫です(どうやっても、そんなに変な味にはなりません)。
プラスチックバックに切り身とタレを合わせて、切り身全体にタレが行き渡る様にして、冷蔵庫で味付けをします。今回は3時間程度おきました。その後、バックの中のタレは抜いて、冷凍庫で保管します。
解凍は、氷水中で行うのがベスト。魚からのドリップも少ないし、約1時間あれば解凍できるので、時間が読みやすいというメリットがあります。電子レンジ解凍はドリップが多くなるのでおすすめできません(旨みも抜ける)。冷蔵庫解凍は、時間が読みにくいですよね。 よって氷水解凍がベスト!と私は考えています。
解凍した切り身がコチラです。色つや良いですね。
くしゃくしゃにしたアルミホイルの上で焼くと、くっ付かないし、後片付けが楽です。それではグリルで焼いていきましょう。味付けしている分、焦げやすいので、強火よりも、弱火~中火くらいでじっくり焼いていきましょう。
焼けました。スズキの幽庵漬け焼きの完成です。
【実食】
味が染みて美味しです。スズキはパリッと焼いた皮が美味。身のふっくら感はきちんと残っていますので、解凍の仕方もこれで良しと思っています。
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まとめ
今回は、スズキの幽庵焼き(冷凍保存あり)の作り方をご紹介しました。幽庵焼きというと、ゆずをアクセントにいれますが、無くても美味しいです。醤油:味醂:酒は1:1:1なので、覚えやすい!しかも簡単!いつもの塩焼きに変化をつけたい場合、幽庵焼きを試してみては如何でしょうか。
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コメント一覧 (2件)
う~ん 今回も美味しそうです♪ (*一。一*)ウットリ
柚庵にはお味噌は入らないのでしたね?基本的なこと
スッカリ忘れてしまっていてお恥ずかしい限り。(-_-;)
チューブのゆずも便利ですね。生のゆずより むしろ
水分が少なくて?味もしまるのでしょうか?? 私は
使ったことがないので勝手なこと書きました。(^_^;)
白身の魚は、皮が美味しいのが嬉しいですね♪それも
程よい味付け(1:1:1私も大好き~!)で程よい
焦げ目があったら・・・もう美味しいに決まってる!
なんだか いつも 代り映えのしないコメントばかりで
申し訳ありません。いつも魚への愛情がヒシヒシと
感じられる捌きと料理に感動しています!(^O^)/
石畳のん♪様
コメント有難う御座います。チューブのゆずは本物に比べると香りは少ないですが、食べやすく仕上げられているので、サラダに合わせたりするのは便利ですよ。冷奴などにも合うかも。魚の味付け用に使う場合は、ちょっと多いかなぁというくらい入れても大丈夫です。参考になれば嬉しいです。