今回は、丸一匹の太刀魚(タチウオ)を捌いて、塩焼きにします。超簡単なので、写真も含めて見て行って下さいね。キレイな肝は味噌汁に混ぜ込みました。味噌汁のコクをアップさせる作戦です。
太刀魚って長くて扱いが難しそう。捌くの難しいよね?
そんなことないよ。意外と簡単なんだ。
銀色の長いボディでパッと見でどうやって捌いたら分からない太刀魚なんですが、これが意外と簡単に捌けちゃいます。丸一匹で買うのにおススメの魚なんです。
捌くのが簡単な理由を挙げるとすれば、
- ウロコが無い
- トゲが無い
- 骨は比較的柔らかい
- 内臓も取りやすい
こんな理由でしょうか。体表面の銀色はグアニンという成分で、太刀魚はこのグアニンで体表面を守っています。なのでウロコが無いんです。捌くときの大きなひと手間が減りますね。その他、体表面に鋭いトゲも無いし、あまり難しい点が思いつかない。
1つ気を付けなきゃいけないのは、鋭い歯かなぁと思います。魚屋さんで購入する太刀魚だと既に絶命しているので、口は堅く閉じていますが、口元の歯だけは鋭いので注意してください。
今回は、釣りモノの太刀魚が手に入ったので、捌いて塩焼きにしますね。それではスタート!
本日の個体(太刀魚)
釣り太刀魚です。銀色成分は剥がれ安いのですが、釣りモノで擦れが無く、キレイな状態です。銀色の刀みたいだから、太刀魚ですね。
- 産地:神奈川県
- 全長:90cm
- 体高:7cm
- 重さ:600g
- 価格:1164円(キロ1940円)
▼積極的に口元に触れることは無いとは思いますが、この写真の様に、太刀魚の歯はとにかく鋭いです。引っ掛けると怪我をしますので、ここだけは注意してください。
太刀魚の捌き方
それでは、捌いていきますね。ウロコは無いので、頭を落とす所からのスタートです。
先ずは、胸ヒレの位置で頭を落とします。
ヘソから包丁を入れて、腹を開けます。
内臓を掻き出しましょう。(新鮮な個体ですね。内臓が溶けていません。)
背骨の下に包丁を入れ、背骨の下の血合いを掻き出します。太刀魚の血合いはシッカリしているので、取りやすいです。
お腹の中を水洗いしました。
尻尾の先は可食部が少ないので、適当な位置で切っておきます。
あとはお好みの大きさにカットして、塩焼きにして下さい。
ちなみに背ビレとそれにくっ付いている骨を先に取っておくと食べる時に食べやすくなります。背びれの両側に三枚おろしの要領で1cmくらい切り込みを入れます。表と裏から約1cm程度、背骨に添って包丁を入れて下さい。
そうするとこの様に、背ビレと背びれについた長い骨が一緒に外れます。包丁の峰で背ビレを抑えながら、身を引っ張ると良いですね。
この様に外れます。これをやっておくと食べやすいです。
太刀魚の塩焼き 作り方
切り身まで持ってくれば、あとは塩を振って焼くだけですね。
両面に塩を振って、20分くらい馴染ませます。
あとは焼くだけです。フライパンでも良いでしょう。今回はグリルで焼いてゆきます。時間を計ってみましたが、中火で表7分、裏5分くらいでした。焼き加減は見ながら調整してください。
はい、美味しそうに焼けましたね(^^♪
太刀魚の塩焼きの完成です。
いただきます。
ホクホクして美味しい!ちょうどいい塩気でご飯がすすむね。
<おまけ>太刀魚の肝で味噌汁
キレイな肝が入っていましたので、これは味噌汁にして頂きます。岩手の郷土料理どんこ汁をヒントに、肝を潰して味噌汁に入れるのがマイブームです。
水に酒を少し加えて沸騰させ、肝を茹でます。
あみで濾す。そうすると口当たりの悪い膜とか、血の汚れが取れやすくなります。
肝マッシュです。
これをいつもの味噌汁に溶くだけ。
塩焼きに味噌汁を添えました。肝のコクで味噌汁が風味良く仕上がります。試してみて下さい。
刺身と一夜干しの作り方も以前紹介していますので、ご興味があればどうぞ。
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まとめ
今回は、丸一匹の太刀魚(タチウオ)を捌いて、塩焼きで頂きました。長くて捌くのが難しそうに見える太刀魚ですが、やってみると意外と簡単です。おウチ時間で魚を捌いてみたい方などにはおススメの魚。しかも、太刀魚、美味しいですよね!是非、お試しください。
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