今回はトクビレを刺身で頂きます。トクビレというとピンと来ない方もいらっしゃるかもしれません。八角という呼び名の方が馴染みがありますね。体の断面が八角形だから「八角」と呼ばれる魚。
個人的には焼き物のイメージが強かったトクビレですが、刺身で食べるとどの様な味なのでしょう?トクビレで干物を作った記事も過去に書いていますので、宜しければ参照ください。▶魚『トクビレ(ハッカク)』を背開き。干物の作り方。
それでは刺身用のトクビレの捌き方も併せてご紹介しますね。それではスタート!
トクビレ 基本情報
標準和名:トクビレ(特鰭)
科:トクビレ科
生息域:富山湾、宮城県以北
旬:冬
トクビレ 本日の個体
産地:北海道
体長:37cm(全長42cm)
体高:7cm
重さ:430g
価格:645円(1kgあたり1500円)
▼いつ見てもブサカワイイ子です。憎めない顔をしていますよね。
ちなみにトクビレはアニサキスが報告されている魚でもありますので、生食の場合はお気を付けください。リスク低減する為に、ブラックライを使用する方法もあります。▶汎用ブラックライト波長365nmにアニサキスは反応するか検証
トクビレの捌き方(刺身用)
それではトクビレを刺身用に捌いていきます。体表に鋭いトゲが多いので、指に刺さります。軍手をするか、タオルを当てながら作業することをおススメします。
①頭を落とす
②ヘソから腹を切って内臓を出す
③背骨の下の血合いを掃除する
④背ビレと背の皮を包丁で削ぎ落す
⑤腹ビレと腹の皮を同様に包丁で削ぐ
⑥包丁の峰で残った皮をまな板に押さえつけ、、、
⑦体を引っ張って皮を剥がす
⑧皮を剥いだ状態
⑨大名下しで身を外す
⑩もう片側の身も大名下しとし三枚に下す
⑪三枚に下した状態
⑫腹骨を削ぐ
大きめの個体で、シッカリした血合い骨が入っていましたので、血合い骨は削ぎ落します。骨が柔らかいなら抜かずに薄切りの刺身で食べるという方法もされるようですね。
という訳で、この様に刺身用の柵になりました。捌いていると分かるのですが、この魚、とにかく脂が凄いです。捌いてる間も、包丁ヌルヌル、手もヌルヌルですよ(笑)
トクビレ 料理
トクビレ 刺身(お造り)
脂が強いので、薄く削いだ方が美味しいと思われます。削ぎ切りにしますね。
はいこの様に盛り付けました。トクビレ(八角)のお刺身の完成です!
いただきます。
うんうん、美味しい。甘みに特徴のあるお刺身だね。脂が強いから沢山食べるよりは、少量を楽しむスタンスが良いのかもね。
トクビレ 塩焼き
それでは、余った身は軽く塩を当てて、焼いていきます。
フライパン用ホイルを使って焼いて行きますね。脂がドバドバ出てきますわ。すげぇ。
両面焼いて完成です。
トクビレ(八角)の塩焼きが出来上がりました。熱いうちに召し上がれ。
美味しい!個人的にはトクビレは加熱した方が好きだな。ご飯がすすむ。
以前、トクビレの干物の作り方も紹介していますので、宜しければ参照ください。▶魚『トクビレ(ハッカク)』を背開き。干物の作り方。
=スポンサーリンク=
まとめ
今回は外観がとってもユニークな魚「トクビレ」を刺身で頂きました。このトクビレ刺身は好みが分かれる味かなぁと感じます。とにかく脂が強いんですよ。刺身としてはもちろんアリ!ただ、私は焼いた方が適度に脂が落ちて美味しいかなぁと思います。皆さんのご意見は如何でしょうか?トクビレ(八角)の刺身!是非お試しください。
こちらの記事も如何ですか?
▼【まとめ】知名度は低いが美味しい魚!流通量少ないけど旨いんだ!
コメントお願いします(※は必須項目)