三重県四日市市の町工場が開発した羽釜土鍋「ベストポット」をご存じでしょうか?最近、土鍋のご飯にハマっていて、色々調べていたら、とても興味深い商品を発見してしまいました。それがベストポットです。
このベストポットを製作する四日市の㈱中村製作所は、ロケットやロボットの機械部品を作る精密加工の工場なのですが、なんと四日市の特産品である土鍋「萬古(ばんこ)焼」と鋳物の蓋を掛け合わせて、この様なユニークな土鍋を作り上げ、話題を集めているのです。
単なる下請け工場から脱却し、自社製品を作りたい!という強い思いから発明された羽釜土鍋。町工場だからといって、侮ってはいけませんね。精密加工という得意分野を活いかした、まさにオンリーワンの逸品なのです。
羽釜土鍋「ベストポット」とは?
いわゆる調理用の鍋なのですが「密閉性」と「保温性」に優れているのが特徴です。これによって、今流行の「無水料理」はもちろんのこと、「蓄熱料理」という領域へ幅を広げました。
「ベストポット」よって得られるメリット
- 料理が楽になる(時短)
- 余熱で調理が出来る!(ガス代の節約)
- スタイリッシュなデザイン
分かりやすいのは、土鍋で炊くご飯です。
普通の土鍋なら、火加減に注意しながら20分以上掛かるのが一般的です。しかし、べスポットを使うと約10分の加熱で沸騰したら火を止めて、あとは放置していれば、旨みと甘みが凝縮した美味しいご飯が出来てしまうのです。
その他の料理もご覧の通り大幅に加熱時間が短縮できます。つまりガス代が半分以上節約できるということですね。そして、放置している時間を、別の時間に充てられます。
もちろん、密閉性にも優れますから、今流行の無水カレーなんかも作れちゃいます。野菜、肉といった材料を入れて沸騰させたら、火を止めて良いのです。
「ベストポット」その性能の秘密は?
最大のポイント2つです。
- 土鍋と蓋に隙間が無い
- 蓄熱できる土鍋の材質と構造
土鍋と蓋に隙間が無い
精密加工専門だからできるスゴ技です。なんとその加工精度は、0.001mm。恐ろしいですね。髪の毛が0.1mmと言われていますから。髪の毛の100分の1です。しっかり密閉できます。また、蓋が鋳物で出来ている理由は、その重さを利用するため。蓋が簡単に開いてはいけませんから。
土鍋と蓋が密閉するから「熱」と「旨み」を逃さないのです。熱を逃さないということは、保温性が高いことにも繋がります。
蓄熱出来る土鍋の材質と構造
熱を保つのには、その土鍋の材質と構造に大きく関係があります。
土鍋には「萬古(ばんこ)焼」が採用されています。伝導率が低く、蓄熱出来る素材です。また、羽釜構造に空気層が作られています。このことで、外気の影響を受けにくくしているのです。魔法瓶と言えば、イメージがつきやすいでしょうか。この特殊な形を高精度で作るというから、本当に感心します。
「隙間が無い蓄熱構造」によって、その特徴を最大化しているのですね。
「ベストポット」の保温性能は?
コンロの火を切ってから、3時間後の温度は
- ご飯 47℃
- スープ 60℃
という結果となりました(公式調べ)。
午後3時頃にスープを作っておいても、夕方食べるころにはまだ暖かいということですね。
「ペストポット」調理例
和、洋、中からデザートまで、様々な料理が楽しめます。
和<肉じゃが>
洋<ボルシチ>
中<簡単放置!?塩豚>
デザート<簡単まぜるだけ!パンナコッタ>
「ベストポット」のレシピやメンテナンス、ラインアップ
ラインナップ(大きさ、色)やレシピ、メンテナンス(使い方とサポート)については、公式ページに詳しく紹介されていますのでご参照下さい。
「ベストポット」の口コミは?
ガイアの夜明けで見て以来欲してたベストポットが届きました。土鍋で炊くご飯は美味しいのは勿論ですが、水や火加減の調整も難しいことなく大変満足です。同居の老母と一緒に毎日使っています。【40代女性】
我が家で2番目に高いお鍋です。でも買って正解です!ご飯を炊くのも簡単です!ライスポットも美味しいご飯炊けますが炊き上がりまで1時間もかかるので最近はベストポットを使って作る事が増えました。とにかく沸騰すればオッケーなので調理が楽で楽しくなります。高いけどお勧めです!【60代女性】
来るまでに3か月かかりました。沸騰して蓋がぐつぐついってきたら火を止めるだけで、煮物とかが時間をかけて煮込んだ味になるとても便利なものです。ご飯が一番差が出るし、甘くておいしいです。残念な点は気をつけていても吹きこぼれて、跡がつくのでポットが汚く見えます。色が濃い方がいいかも。
以上の様に、多くの人が満足しているということが分かりました。悪い口コミとしては、納期が掛かった、色が付いたというものが見られました。人気製品なので込み具合によっては、到着に時間が掛かるのかもしれません。
色に関しては、公式ページに以下の記載が御座いました。
吹きこぼれによる汚れ等が気になる方は、購入時のカラーは“ブラック”をおすすめいたします。
色をブラックにするという選択肢もありますね。
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まとめ
今回は、日本の町工場の匠。今話題の「ベストポット」をご紹介しました。新しい「蓄熱料理」という調理方法によって、時間とお金の節約が出来る優れものです。また、旨みを逃さないことや無水料理から、素材の味を存分に引き出すという美味しさについても追求できそうですね。町工場の発明品「ベストポット」。もしご興味があればチェックしてみて下さい。
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