今回は、魚市場を訪れた時に、どうしても気になってしまうアレについて、とりとめもない所感を記載します。共感してくれる方、ゼロの可能性も。。。
例えば洋服を買いに街へ出て、いろんなお店を回っている時に、売り切れの空の棚をみて、なんとも言えない感情が湧いてくることはありませんか。なんとも言えない感情。。。それは
- 無念(なぜ知らなかったのか)
- 敗北(先に買われてしまった)
- 焦燥(急がないと同じ事がおきてしまう)
- 苛立(私は何をやっているんだ)
- 探求(ところで商品は何?)
- 欲望(いつか手に入れたい)
こういったものでしょうか。もともと目的の商品がそれでは無く、たまたま見た空の棚なのだから、何も感じなくて良いはずなのに、得体の知れない何かが押し寄せてくる。
魚でもあるんです。。。しかしながら、本当に好きなものであれば、上に書いたショッピングの例と少し違う感情として、
- 妄想
が追加されます。
それでは、ある日の空箱のご紹介。
淡路島産 アジ
1kg=2300円!
こんな高級なアジを誰が買っていったんだ。料理屋などでプロが箱買いしたのだろうか。淡路島といえば、黄金アジだったのかも知れない。ブランド魚でキアジとも呼ばれる。でも季節がズレてる???それでも旨いのか!!!あぁ頂いてみたい。。。ちなみに淡路島のある兵庫県はアジの漁獲量、全国17位。淡路島のアジ、忘れまい。
産地未表示 サヨリ
1kg=4000円!
4000円とは、なかなか庶民には手が出ない。私は正直、回転ずしのサヨリしか食べたことがない。回転ずしの安いサヨリはお世辞にも旨いとは言えない。酢の味しかしない(安い理由があるので当り前です)。こんな4000円もするサヨリを誰が買っていったのだろう。高級料亭???そうだとすると、どの様に調理されているのか。やはり鮨か。。。食べている輩はブルジョアか。。。あぁ手が出ない。。。頂いてみたい。。。ちなみにサヨリの漁獲量が多いのは石川県だったと思う。
北海道産 ヒラメ(天然)
1kg=1800円
もうヒラメがいない。ここにどのサイズのどんな厚みのヒラメがいたのだろうか。しかも天然でこの時期にこの価格はリーズナブルだ。これだったら買えた可能性があった。惜しい。一足遅かった。買った人は絶対に刺身で食べるはずだ。絶対そのはずだ。縁側はどんなサイズだったのだろう。縁側をビリビリ剥がしたい。。。くるくる丸めたい。。。買えたかも。。。頂きたい。。。ちなみに北海道のヒラメの漁獲量は全国堂々の1位。2位の宮城県の4倍を誇る、ダントツ1位だ。
その他
三重県産 アジ
岩手県産 イワシ
勝浦産(千葉県) 金目鯛
空になった箱。それぞれの物語。
実際に商品が無くなっているのだから、何かの目的で、誰が大量買いしているはずです。もちろん可能性としては料理屋が一番あり得る話。例えばイワシを例にとっても、数あるイワシの中から、この岩手のイワシを買っていった理由はなんなのだろう。質なのか義理なのか。これがどの程度質の良いイワシで、どの様に調理され、誰の口に入っているのか。プロの手で仕上がったイワシはさぞかし旨いのだろう。こんな風に、
妄想して遊ぶんです。
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最後に
今回は、魚屋の空箱を見て感じることについて、所感を述べました。お伝えしたかったことは、空箱の哀愁。それからヒトにはそれぞれの楽しみ方があるということ。そういうことにしておきます。皆さんにも人には言えない楽しみがあるのではないでしょうか。
最後までお付き合いいただき、ありがとうございました。
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