今回は、息子2人と東京都大田区の多摩川台公園に遊びに行きましたのでレポートします。
多摩川台公園について
東京は田園調布。多摩川の沿いに、少し小高い丘が御座います。東急東横線の多摩川駅から徒歩1分とアクセスも良い場所にあるのが、この多摩川台公園です。全長750mの細長い緑地となっています(面積約67,000m2)。都心のオアシスです。
映画「シン・ゴジラ」では、ゴジラが東京に入るのを阻止するために、政府が行った「タバ作戦」の舞台となった、丸子橋や多摩川浅間神社に隣接する場所です。
馴染みのない方にはあまり知られていないのですが、なんとこの丘は、複数の古墳から成り立っている丘なんです。
そんな多摩川台公園。いつも整備が行き届いていて、林道あり、植物園あり、遊具付きの公園ありで、のんびり楽しめる場所です。
出典: 大田区ホームページ:多摩川台公園
簡単ですがレポートします。
多摩川台公園レポート
各所入口に案内板が御座います。 多摩川に沿って、細長い丘となっています。緑地が多く(人は少なめで)、大変、居心地の良い場所です。
園内の古墳群に関する案内板です。この公園は外観だけでは単なる林にしか見えないのですが、ここには8基の古墳が点在しています。またこの8基の古墳を挟むような形で、亀甲山古墳、宝來山古墳という大型の前方後円墳が2基鎮座しているのです。
大型前方後円墳は4世紀。それ以外の古墳群は6~7世紀に築造されたものだとか。数々の武具や装飾品等が出土している様です。多摩川台公園に限らず、この付近には多くの古墳がある様ですね。
古墳展示室側の入口から入りました。先ず見えるのは、第一広場です。
古墳群には、表示がしてあります。ここは第5号墳です。単なるこんもりした土地ですよ。これを見ると、全国各地に知られていない古墳がまだまだあるのだろうなぁという気がしてきます。たまたま大型古墳があったから気づけたのではないでしょうか。
歩道は整備されており、歩きやすい。ベンチなども多く設置されています。
虹橋です。車道をまたぎます。
少し歩くと第2広場に着きました。最近、遊具やトイレが新しくなっている様です。数年前に来たときはこんなに綺麗ではなかったんですが。子供達は遊具で遊んだり、虫取りしたりで遊んでいました。
第2広場の西側すぐに、宝來山古墳が御座います。かつてはこの位置に個人住宅があったようです。都が買収し、今は公園として残されています。古墳として残っているのは後円部分です。関東地方では最古の古墳の様です。恐れ多いですね。
北側の道を歩くと、多摩川の景色が望めます。展望所からの川の眺めは、「多摩川八景」の1つにも選ばれる美しい風景です。晴れた日には、富士山や丹沢山地も見ることが出来ます。
亀甲山古墳です。全長107mあるそうです。古墳群を通して埋葬されているのが誰かは不明の様ですが、多摩川の下流域を治めた首長であると推測されています。
武蔵小杉と東急東横線が見えます。写真だと小っちゃいな。
亀甲山古墳の一部が、水生植物園となっています。ハスが綺麗。池の中を覗き込んでる人たちは、ザリガニ釣りを楽しんでいます。
池の側にある野草園です。ちなみにこの水生植物園・野草園の場所には、以前(大正~昭和)、調布浄水場があったそうです。
園内には古墳展示室も御座います。中には古墳が再現されたレプリカと、説明資料、出土品などが展示してあります。入場無料です。
ちなみに多摩川台公園に接する多摩川浅間神社は、映画シン・ゴジラの「タバ作戦」で自衛隊の作戦拠点になった場所です。
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まとめ
今回は、都心のオアシス多摩川台公園をレポートしました。シン・ゴジラや古墳というキーワードで予習して訪れてみるのも楽しいかもしれません。春は桜、紫陽花の季節はアジサイ園(約3000株)も美しく、季節の花が楽しめます。車、自転車は入ってこれない公園なので、子供を安心して遊ばせられる良い場所です。駅からのアクセスも良いので、お近くに寄られた際は足を運んでみるのも良いかもしれません。
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