銅製の雪平鍋を買ったんだけど、そのまま使い始めて良いの?
ちょっと待って。酸化を防ぐためのラッカーが塗ってあるから、先に煮沸して洗ってね。今回は、銅製の鍋の使い方、まとめるよ。
今回使用する銅製の雪平鍋
東京足立区梅田の老舗工房「中村銅器製作所」の雪平鍋です。「銅といえば中村銅器」といわれるほど、プロの調理人にも愛されるブランドです。銅製の卵焼き鍋は、テレビ番組でも紹介されていますね(家事やろう!!!、昼めし旅etc)。
(※IHには対応していませんのでご注意を)
こちらが購入したばかりの新品の写真です(サイズ18cm)。重さは実測値で814gなので、一般的なアルミに比べるとずっしり重く感じます。内側の皮膜は純錫(すず)です。
重厚なたたずまい。重さがある分、倒れにくいのも特徴と言えるでしょう。内面がフラットではなく、波を打っている状態は「槌目(つちめ)」と呼ばれます。熱を与える為の表面積を増やす工夫です。職人に手打ちされた槌目が美しい💛
美しい仕上がりですね。1つ1つ職人の手作業で製作されています。
この銅製鍋を一年間使ってみた感想をこちらにレビューしています▶購入から1年!中村銅器製作所「雪平鍋18cm」使用感レビュー(口コミ・評判)
銅製「雪平鍋」特徴
- 熱導電率が高く、食材に一気に熱が伝わる
- 銅イオンが食材の色落ちを防ぐ
- 保温性に優れる
- 程よい重みで五徳の上で安定する
- 内面の錫(ずず)は油に馴染みやすい
熱導電率が高いという事は素早く加熱できるので、時短&省エネにつながりそうですね。錫は油に馴染みやすいので、使う程に使い勝手がよくなることが期待できます。
銅製「雪平鍋」使い始め(洗い方)
商品として売られている銅製鍋は酸化防止の目的でラッカー等が塗られていますので、煮沸洗浄しましょう。
準備するのは大きい鍋と重曹です。水4Lに重曹大さじ4。
相手はラッカー(塗料の一種)ですので、重曹にはそれに対する洗剤の様な働きが期待できます。
沸騰したら15煮沸します。スタート!(こんな正確じゃなくても大丈夫ですよ笑)
ピピピピッ ピピピピッ ピピピピッ (終了)
煮沸が終わったら、中性洗剤でよく洗ってください。出来れば傷つけない様に柔らかいスポンジが良いですね。
内側も同様に。
洗剤を水で流して終了です。
はい、キレイさっぱり。これで使い始めの煮沸洗浄は終わりです。末永く友達でいれると良いですね。
銅製「雪平鍋」使い方&お手入れ(注意点)
末永く使うための注意点です。
- 空焚きしてはいけません
- 鍋の中に料理を保存しておくと銅の錆びの原因になります。調理後は、料理を別の器に移しましょう。
- 出来るだけ柔らかいスポンジを使用しましょう。クレンザーや硬いスポンジの使用は最小限に出来ると良いですね(どの調理道具も同じです)。
その他、もし持ち手(木柄)が緩んだ場合は、各商品の説明書に準じて緩みを解消してください。中村銅器製作所の雪平の場合は釘打ちしてありますので、持ち手を鍋側に叩き入れて、釘を打ち直す方法となります。
この銅製鍋を一年間使ってみた感想をこちらにレビューしています▶購入から1年!中村銅器製作所「雪平鍋18cm」使用感レビュー(口コミ・評判)
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まとめ
今回は銅製「雪平鍋」の使い始めと使い方・メンテナンス方法についてご紹介しました。お値段は安くはありませんが、大切にお手入れすれば一生使える道具です。ぜひ末永くお付き合いください。
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