今回は、新鮮な茨城産のユメカサゴ(夢笠子)が手に入りましたので、刺身と煮付けで食べてみます。
ユメカサゴってご存じですか?知名度は低い魚ですよね。私も週末の市場通いをしていますが、あまり見かけません。流通量も少なくて出回っても高価。だけど、美味しいらしんですよ。食べてみたいなぁとは思っていたんですが、、、なかなか手に入らなくて、、、
って、あるじゃん Σ(・□・;)
全長で20cmにも満たない小さい個体ですね。だからキロ800円と安いのかなぁとも勘ぐりつつ、安く買えるなら食べてみるしかないでしょ。なんか、カワイイな。赤いボディも縁起が良い。刺身のお味は特に興味があります。よし、これにしよ。
今回はユメカサゴ!真剣に向き合います。
ユメカサゴ 基本情報
標準和名:ユメカサゴ
科:フサカサゴ科
生息域:北海道南部以南の日本各地
旬:冬
ユメカサゴ 豆知識
- 全長30cm
- 体に4~6本のやや濃い赤色の横帯がある
- 口の中が黒い為、ノドグロと呼ぶ地方もある
- 水深150~500の砂泥底に生息
- 卵胎生(卵は母胎内で孵化)
本日の個体
産地:茨城
体長:15cm(全長19cm)
体高:5cm
重さ:955g(計10匹)
価格:800円(1kgあたり840円)
▼全長で20cm弱の小振りなユメカサゴです。
口の中が黒いですね。これがノドグロとも呼ばれる理由。アカムツと混同しないでくださいね。この魚はアカムツではありません。ユメカサゴです。
エラ蓋に5本のトゲがあります。これもユメカサゴの特徴です。
ユメカサゴ 調理
ユメカサゴを捌く
今回の個体は小型であることも考慮しつつご覧ください。
▼ウロコは包丁で落とせます。細かくて柔らかいので簡単です。
内臓を取り外しますが、煮付けにも使いたいので、魚体への切れ込みは最小限に抑えたいですね。腹を切らずに済ませる方法としては、エラを包丁で外して一気にエラ蓋から引き抜くことも出来ますし、、、
割り箸を使ってツボ抜きしても良いですね。ツボ抜きの方法は、こちらを参照ください▶サンマの内臓のキレイな取り方(つぼ抜き)
この様にウロコと内臓を取って、下処理が終わりました。
ユメカサゴ 刺身(姿造り)
それでは先ずは刺身で頂いてみましょう。朱色が美しいので、小さい個体ですが姿造りに挑戦してみます。
皮もシッカリしているので引きやすいですね。
はい、この様に盛り付けてみました。ユメカサゴの姿造りの完成です。
それではいただきます。
うんうん、美味しい!!!身は柔らかいけど、弾力を持った不思議な食感があって面白い。そして旨みも予想以上に強いよ。ユメカサゴってこんなに美味しいんだね。
ユメカサゴ 刺身(肝醤油)
10匹それぞれの個体にシッカリした肝が入っていましたので、どんな味か食べてみます。肝醤油にして刺身に合わせてみましょう。
▼しっかり加熱します。
網を使用して濾しましょう。こうすると滑らからになるし、汚れも取れます。
醤油を多すぎない程度に加えて、、、
ネットリ感を残した状態で、肝醤油の出来上がり。
この様に、お刺身の上にトッピングしました!
いただきますね。
うっひょ―!なんじゃこれ!うまぁぁぁぁぁ。これも予想を超えてきたね。クセが無くて病みつきになるぅ。
ユメカサゴ 煮付け
最後に煮付けで頂きましょう。加熱料理だとどんな味がするんでしょうね、楽しみです。
▼下処理を終わらせたユメカサゴの両面に背骨に添わせて一本包丁を入れる。
沸騰しない程度のお湯で霜降りします。この工程は面倒ですが、やる・やらないで大きく味を左右しますよ。
霜降りが終わったら、氷水に取って、表面と腹の中の汚れを優しく取り除きます。
あとは上手に煮付けるだけですね。
誰でも間違いなく美味しく作れる私のオススメ魚の煮付け方はこちらを参照ください▶湯通しで臭み消し!カレイの煮付けの作り方
▼煮汁を回し掛けながら煮付けていきます。
これで10分後の状態です。良い感じですね。
魚を器に盛り付けたら、煮汁を一気にお好みの濃さに煮詰めます。
煮汁を回し掛けたら、ユメカサゴの煮付けの完成です❤
照り照りですね。いただきます。
美味しい!加熱しても身が硬くならないんだね。魚の旨みが煮汁に負けてないね。文句なし。
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まとめ
今回は、ユメカサゴを刺身と煮付けでいただきました。刺身でも美味しいなんて正直驚きました。臭みが無いうえに、旨みが強くて不思議な食感も併せ持っているので、新鮮なら刺身がおススメ!と結論付けましょう。新鮮なら肝も捨てずに調理してみて下さい。こちらも臭みが殆どなくて、とても美味しかったですよ。
結論⇒⇒⇒ユメカサゴは夢の味~💛
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